大手の予備校で講座を選ぶ時にどの講師が教えているかというのを選ぶ指標に入れる高校生、受験生は少なくない。

特に東進衛生予備校は各講師のキャラが強く、「A先生とB先生の講座で迷う」、「C先生の授業受けてみようと思うけどどうなんだろう?」といった疑問を抱く人も多いだろう。

そこで今回は高1から高3にかけて東進に通った筆者が東進の英語講師の一人である今井宏先生について、講座から授業の雰囲気まで細かく解説していく。

多少主観的な内容が含まれるかもしれないが、過去に受講した一人の意見として参考にはなるので是非読んで欲しい。

今井先生の経歴

まず最初に今井先生の経歴についてわかる範囲で紹介していこうと思う。

今井先生のアメーバブログの自己紹介は以下のようになっている。

自己紹介

東進英語科講師
秋田市出身 早大卒

広告代理店「電通」などを経て、1991年より河合塾・駿台で英語講師。1993年から経験3年で早くも駿台本部校舎にて東大スーパークラスを担当、実力を発揮する。1997年、代々木ゼミナールに移籍。2001年までの5年間で著書8冊を出版するなど大活躍の後、2005年より東進英語科講師。

これに加えて過去に僕が受講した際に聞いた情報をまとめてみようと思う。

今井先生は秋田市出身で僕の記憶が正しければどうやら父親は鉄道関係の仕事をしていたとかいう噂がある。

また、今井先生は実は先生は浪人している。先生はもともと東大志望で現役時代に受からなかったため浪人したが残念ながら不合格だった。

なので現役時代も、合格していた早稲田に進学した。

その他、娘さんは東大でおそらく僕と同じ学年になる。

今井先生の授業

今井先生について簡単に紹介したところで、次は肝心の今井先生の授業について紹介していく。

爆笑必須の授業

今井先生の絶対外せない魅力の一つがとにかく雑談がおもしろいというところだ。

僕も高校生の時に家で受講していてゲラゲラ笑っていて親にうるさいと言われたり、東進のブースで笑いを必死にこらえるのに苦労したのを覚えている。

先生は授業に毎回必ず1個は雑談を用意していて、授業の真ん中あたりで雑談をまぜる。

しかも、ただ面白いだけではなくその雑談には今井先生の考えや主張、受験生への応援メッセージなどといったなにかしら我々に伝えたい一つのテーマがあるので、聞いていて非常に勉強になったり、元気をもらえるのだ。

また、授業中も「〜しようと」「〇〇しながら」など英語の日本語訳にある「〜」や「〇〇」を「なになに」、「まるまる」と言わずに「てんてん」「ぷるぷる」という。

突然「にゃごぴー」とさけんだりとやたら面白い言葉を発する。

さらに今井先生は検索していただいてもわかる通り何と言っても顔が濃い。

その濃い顔で顔芸をしたり体全身で芸をしたりととにかく面白いのである

音読はとにかく大事

授業では復習にとにかく音読をしまくることを推奨している。

本人も授業中に英文をまず読んで、その文について簡単な訳を添えたり解説したりするようにしている。

CMでも音読の大切さを主張するほどかなり音読を重視しているのだ。

確かに、言語を学習することにおいて音読は欠かせない。

よく英単語を発音も覚えずに意味だけ覚えている人がいるが、そういう人は上達しない。

その言語特有の発音のリズムをつかんで意味を考えるという作業は非常に重要である

これをつかむ手法として音読は非常に有益である。

ただ、ある程度のレベル(例えば早慶の英語はいけるが東大は厳しいなど)まで言ってしまうと音読をしても頭打ちしてしまうことがあるので、必ずしも全員が音読が必須というわけではないというのが僕の考えだ。

いずれにせよ、まだセンターの長文が読めないと言った人たちには音読は有益なので今井先生が音読をオススメしているのは理解できる。

今井先生の主な講座

最後に今井先生の筆者が実際に受講した主な講座を紹介していく。

今井宏のD組・英語スタートダッシュ教室

東進のウェブサイトから引用すると以下のように紹介されている。

これ以上わかりやすい入門講座はありえないほど。「D組」で素晴らしいスタートダッシュを切ってほしいと願っています。是非ともこの講座を受講してほしいのは、①高校受験で大成功を収め、次の高い目標に向かって早くスタートしたい高1生。②高校受験ではイマイチだったけど、だからこそ3年後のリベンジに向けてダッシュしたい人。③高校に入学してから英語がすっかり伸び悩み、英語嫌いになりかけている高2生。④完全にスタートが遅れ、1周遅れのランナーのようにゼーゼー悲鳴をあげている高3生。東進を200%活用するための、適切で効果的な学習法も紹介し、受験勉強に弾みをつけます。

僕は実は英語がそこまで苦手な方ではなかったので、D組の授業は受けていない

この内容からさっするに本当に高校英語の学習の初歩的なところからはじめるのだろう。

英語が苦手、これから勉強するという高校生にはぴったりの講座であるとおもわれる。

今井宏のC組・英語基礎力完成教室

この講座はセンター試験70%程度を目指して文法を中心にひたすら基礎力を養う講座だ。

講座は1学期10回、夏学期5回、2学期10回、冬学期5回となっており、内容は以下のようになっている。

1学期

  1. 動詞
  2. 時制
  3. 助動詞
  4. 不定詞①
  5. 不定詞②
  6. 動名詞
  7. 分詞①
  8. 分詞②
  9. 接続詞①
  10. 受動態

夏学期

  1. 仮定法
  2. 前置詞①
  3. 前置詞②
  4. 前置詞③
  5. 倒置

2学期

  1. 関係詞①
  2. 関係詞②
  3. 関係詞③
  4. 名詞・代名詞・冠詞①
  5. 名詞・代名詞・冠詞②
  6. 否定
  7. 形容詞・副詞
  8. 比較①
  9. 比較②
  10. 文法語法総合問題①

冬学期

  1. 整序作文①
  2. 整序作文②
  3. 文法語法総合問題②
  4. 文法語法総合問題③
  5. 文法語法総合問題④

このように英文法の全般を中心に扱いつつ、最後に整序作文なども少し入ってくる。

なお、直前講習というものも存在するのだが筆者は受講していないのでここでは言及しない。

1回の授業は90分程度で以下のような文法の問題が1回ごとに20題用意されている。

この20題を毎回授業前に予習として解いておいて、授業で解説するというものだ。

テキストは左ページに適宜ノートが取れるような構造になっている。

また、文法だけだとやはりセンター70%など目指せるわけもないので少しだけ読解の練習の補充問題がテキストの後ろについている。

これは、英文和訳を行うための練習問題で文一つ一つの文法的構造も解説してもらえる。

どちらかというと英文解釈の練習に近い。

受講してみた感想としては、確かにこれをしっかり全てこなせばセンター試験70%が取れる実力がつくだろう。

しかしこれだけではセンター70%は難しく、当たり前だが英単語の勉強をかかさずやっておくべきだ。

オススメの英単語帳はシス単なので、英単語の勉強を始めていない人は早急にはじめよう。

東大生直伝!システム英単語で偏差値を10上げる英単語覚え方

やはり、英語をある程度勉強した人でないとこの講座はきついてので、高校の英文法は一切手を出していないという人はD組からスタートすることをオススメする。

今井宏のB組・英語実力アップ教室

この今井先生のB組は文法、単語などの基礎はついているが長文読解となるとなかなか得点できない、スピーディーに解けない

といった人たちのための講座だ。

レベルとしては、センター85%以上、MARCH、関関同立、地方国公立大学レベルだ。

講義はC組と同じように1学期10回、夏学期5回、2学期10回、冬学期5回となっており、内容としては簡単な長文総合問題、会話体問題、下線部和訳などが中心となっている。

C組同様直前講座というものが存在するが筆者は受講していないのでここでは言及しない。

テキストの中身は以下のうようになっている。

このように左のページに長文と問題がのっており、右のページにノートが取れるようになっている

単語も文法もしっかりやったのに長文読解ができないという生徒はたいてい複雑な文の文法構造がみえないというところにある。

今井先生は文法構造がしっかり明確になるように、一文一文どこからどこまでが主語でなにが述語なのか詳しく説明してくれる。

長文の行間がかなり空いているのでそこに文の構造をメモって行くスタイルが良いと思われる。

また、受講にあたっては必ず予習をしてある程度自分で内容を理解しようとしてから受講することをオススメする。

また、C組同様にB組も以下のように補充問題がついている。

C組では、補充問題は簡単な文章の和訳であったが、今回は逆に文法事項を忘れないよう文法の問題が中心となっている。

これは復習という位置付けで授業の終わりなどに20分程度解説される。

講座自体は英文法がある程度習得できていル人なのでそれがまだの場合はC組から受講したり、ネクステフォレストアップグレードなどといった文法の参考書をある程度やってから受講することがオススメだ。

今井宏のA組・英語上級パワー養成教室

この今井先生のA組は「最高峰の英語力を育成する講座」となっている。

レベルとしては東大・京大・一橋・早慶などといった難関国公立私立大学を目標としている。

内容としては東大・京大・早慶などをはじめとした難関大学の長文問題が中心となっている。

ただの読解にとどまらず、下線部和訳、空欄補充、東大の段落整序問題や要旨要約問題も含まれており、まさに上級の長文問題が中心だ。

テキストはB組同様以下のようになっている。

授業スタイルも基本的にはB組と同じで一文一文文法的構造を解説しながら読んでいく。

B組の長文がレベルアップしたバージョンだと思って大丈夫だ。

また補充問題も以下のように含まれている。

写真を見る限りは簡単な文法問題のように思えるかもしれないが、これは上級の語法問題で早慶や一橋などでよく紹介されるものでかなり難しい。

また、補充問題はこれら以外にも英作文がはいっておりかなり充実している内容だ。

まとめ

以上、東進の英語講師、今井先生について、経歴、授業の様子から、僕が受講した主な講座について解説した。

今井先生はこれを読んでもわかった通り、基礎を中心としたオーソドックスな授業をする。

また、それにとどまらず必ず将来役に立つような有益な雑談を混ぜてくるので聞いている側も毎回楽しみになるほどだ。

講座のレベルを間違えなければ有益なものなのでぜひ興味のある人は受講してみてほしい