3月10日に東大の合格発表があった。

1年間の受験勉強の末に見事合格を勝ち取った人も、残念ながら落ちてしまった人もいるだろう。

しかし、不合格になって浪人が確定した人は、落ち込んでいる暇はない

すぐに、予備校選びや敗因の分析などをして今後の勉強方針を考えないといけない。

そこで、今回は、東大に落ちてしまって浪人することが確定した人に、今この瞬間に対策すべきことについて解説していく。

敗因をしっかり分析して現状の自分に合った勉強法していかないと場合によっては来年も受験に失敗してしまう。

この記事を読んで今後の受験勉強をしっかりと考えていこう。

敗因の分析

敗因の分析をすることは非常に大切である。

なにが原因で不合格になってしまったのかわかっていないと、来年もまた同じ誤ちを繰り返してしまうかもしれない

ここでは、敗因を分析する方法を詳しく解説していく。

再現答案の作成

まずは、東大二次試験の再現答案を作成することだ。

本来であれば、試験の直後に作るのが一番良いが、覚えている範囲で構わない。

できるだけ忠実に再現してみよう。

開示得点を参考に自己採点

開示得点を参考に自己採点してみよう

どのようなところで引かれているのか予想することは非常に大切だ。

例えば、教え子の中には数学はかなりの部分解けていたが最後の答えが少しだけ間違っているなどと完璧に解き切れた問題が少なかった生徒がいた。

開示得点の点数はやはり低く、完答できていないところはほとんど点数がもらえていないということがわかった。

また、英語なども記号が多いので、開示得点からある程度どの記述でどれだけ引かれているか予想がつく

配点などは東大模試の配点を参考にするとよい。

(大手の予備校はこの時期、膨大な受験生の再現答案を集めている。東大模試の配点はおそらくこの再現答案と開示得点をもとに予測しているので、東大模試の配点はほぼ間違い無いだろう。)

また、自己採点はある程度能力がないと正確にできないので、できることなら、学校や塾の先生などと一緒に採点した方が良い。

もし、頼れる人がいない等あれば、我々大学受験.netが運営しているオンライン塾、赤門アカデミーまで相談していただけると幸いだ。

今後の勉強計画を立てておく!

再現答案の自己採点をもとに、今後の勉強計画を立てよう

例えばどの教科が足りていないのか、どの教科をどういう配分で勉強していけば良いのかなどだ。

英語は高得点で大丈夫そうでも、要約などでかなり失点しているようであれば、英語はその部分だけ重点的にやりつつ、他の教科に時間を回すということも考えられる。

予備校でどのような授業をとるのかということもこの自己採点から考えると良い。

(なお予備校については、次の章で詳しく解説する。)

これだけでは自分で勉強計画が立てづらいという人もいると思うので例をいくつか最後に紹介する

勉強の遅れが原因の場合

東大入試の敗因として一番多いのが勉強の遅れだろう。

東大の過去問対策は最大で1年間かかる

つまり、現役で合格するためには高校2年生のうちに基礎的な勉強は全ての範囲において終了していて、高3から本格的に東大対策ができるようになっていないと難しい。

これは、高校2年生になっても授業の範囲が終わらない多くの地方公立校の人たちにとってはかなり難しい

また、中高一貫の人たちでも、学校の凄まじい進度についていけずに、自分で勉強し直してはいたもののこのペースに追いつかなかったという人もいるだろう。

なので、東大受験においては、ペースの遅れは多くの人が抱えている問題なのだ

明らかに勉強の遅れで不合格になってしまった人は、まずは過去問に入る前の基礎がしっかりできているか確認しよう。

数学であれば、青チャートなどの網羅系問題集の問題の解法は頭に入っているか、英語であれば、どんな英文の文法的構造もしっかり理解できるか、などだ。

多少東大対策に入るのが数ヶ月遅れてもこれらの基礎を徹底して身につけるべきだ

これらが大丈夫なようであれば、1年間じっくり東大対策をしていこう。

基礎をしっかり身につけた状態で、1年東大対策をしっかりこなせば、ほぼ確実に東大に合格することができる

このような人たちにはあと1年しっかり頑張って是非とも東大に合格してほしい。

ギリギリで落ちてしまった人

ギリギリで不合格になってしまった人は、まずどの教科が点数が低かったのかによって対策が異なる

例えば数学だけ極端に低い場合が考えられる。

数学は、答えも計算ミスなくしっかり導出でき、論証も不備がないと点数をあまりつけてもらえない。

つまり、部分点があまりもらえないので、一番点数が不安定になりやすい科目なのだ。

ある一定以上の実力がないと、なかなか安定して二完以上とることはできない。

なので、数学で点数が40点以下だった場合は、40点以上確実にとることができる実力をつけることが大切だ。

具体的には、先ほど申し上げた通り、網羅系参考書に穴がある場合はそこを完璧に潰した方が良い。

網羅系参考書が大丈夫なようであれば、一対一対応、新スタンダード演習などの実践系問題集をこなすと同時に、過去問を最低でも25年分徹底的に叩き込むことが大切だ。

論証に加えて、正しく計算することも必要なので、どのようなところで検算できるのかなどミス防止対策も考えるべきだ。

このように、ギリギリで落ちてしまった人は、原因の科目でしっかりと東大合格に必要な点数以上確実にとることができる実力を養うことが重要である

そしてその他の科目は実力維持をなんとか頑張るのだ。

この1年を効率的に使うためには、このように、選択的に科目を絞って勉強していくことも大切である。

 

これらはほんの1例に過ぎないので、不安な人は遠慮なく我々に相談してほしい。

予備校選び

もう一つ重要になってくるのは予備校選びである。

人によっては、予備校に一切通わず宅浪という道を選ぶ人もいる。

もちろんそれが向いていれば、宅浪でも大丈夫だが、その結果モチベーションが維持できず、堕落してしまい失敗する人もいる

また、逆に予備校の授業の忙しさについていけず、自分の時間が確保できずに一年棒に振ってしまう人もいるのも事実だ。

ここでは、どのような視点で予備校を選べば良いのか解説していく。

宅浪か予備校に通うか?

まず大きな問題として宅浪かそうでないかだ。

ただ、宅浪はほとんどの人にはおすすめできない

高校というのはほとんどの高校生にとっては休みたい対称で、毎日どこかに通うなど面倒で仕方がないように思うかもしれない。

しかし、高校を卒業すると高校という環境のありがたみに初めて気づくものだ。

予備校に宅浪するということは、今後1年間受験の友達も作ることもなく、一人で黙々と勉強しなければいけない

ほとんどの人はこの孤独さに耐えられずモチベーションの維持が難しくなる

予備校というものは何も授業目当てでなくて良いのだ。

そのほかに自習室や一緒に頑張るライバルを提供してくれる浪人生にとっての高校ともいうべき素晴らしい環境なのだ。

なので、ほとんどの人にとっては全て授業は取らなくても良いにせよ、予備校には通った方が良い

逆に宅浪に向いているのは、人との交流があまり好きでなく、煩わしい人間関係から解法されて、出歩くこともなく一人で黙々と何かに家で取り組むことが好きな人だ

このような人の場合は逆に予備校に通わない方が勉強が捗るので宅浪の方がおすすめだ。

ただ、経験上このような人よりも一人で家にいると怠けてしまうタイプの人が多いように思える。

なので、宅浪はよっぽど一人でのモチベーションの維持に自信がない限りはしない方が良い

簡単に判別する方法としては、去年4月の緊急事態宣言時に勉強が捗ったか、逆に怠けてしまったかどうかを見れば良い。

あくまで1ヶ月強しかないがここでモチベーションが下がってしまった人は宅浪をするとほぼ確実にモチベーションが維持できないだろう。

予備校の種類

それでは、予備校に通うとしてどのような予備校が良いのだろうか?

授業はどのようにとっていけば良いのだろうか?

ここでは、4つのタイプに分類して解説していく

大手予備校で授業を全て真面目にとる

大手予備校で全ての授業を真面目にとるというのも一つの選択肢だ。

ただ、授業をとる場合は気をつけて欲しいのが、予習、復習がしっかりできるかどうかだ

授業は場合によっては予習は必要ないかもしれないが、復習は授業時間と同等または、それの1.5倍程度の時間を要する。

授業を全てとる場合はこのような時間をしっかり確保できるかどうかが非常に大切だ

実際に予備校で授業を全て取ったが、復習する時間がなく結局1年あまり成績が伸びなかったという人もちらほら相談に来たり、入塾したりしている。

このように復習の時間が確保できないと授業をいくらとっても成績は上がらないので、その時間が確保できるかどうかが重要になる。

逆に毎日決まった時間割で拘束されていて、その時間に向けてしっかり予習復習ができる、その方が頑張ることができるタイプの人はこのようなスタイルで大手の予備校に通うことがおすすめだ。

大手予備校で授業をある程度切りながら通う。

大手予備校に通いつつ授業を最初だけ受けてみて、必要のない、もしくは優先度の低い授業を切って、できるだけ自分の勉強時間を確保するというのも一つの方法である。

例えば、東大にどこかの科目の点数が低くギリギリ落ちてしまったような人などはこのような方法の方が効率的に勉強できる

授業をある程度の回数受講してしまわないといけないような予備校ではお金の無駄になってしまうと思うかもしれない。

しかし、そこは自習室や良きライバルと出会えるという環境面のメリットを享受できることを考えると決して損にはならない

また、ある程度選択的に授業をとることができる予備校は授業の内容をしっかりリサーチしたり、場合によっては体験ができれば1, 2回受けてみて受講するかどうか考えても良い

ある程度自分だけの学習時間がないと成績を一気に伸ばすことは難しく、効率的に1年を使いたい場合はこのように必要な授業だけを取って予備校に通うというスタイルもありだ

東進のような映像授業を選択的に取る。

地理的制約があるが、できるだけ質の高い講師の授業を受けたい場合は、東進のような映像授業を提供している予備校に入り、2つ目の方法のように選択的に授業を取るのもありだ。

予備校はどうしてもそこにいらっしゃる先生の良し悪しに依存してしまう

できるだけ質の高い講師の授業を受けたいという場合で、田舎住みなどの地理的制約を受けている場合は、東進のような映像授業が受講できる予備校を選ぶと良い

このような予備校は、大抵の場合選択的に授業をとることができる。

なので、2つ目の方法のように、自分の勉強時間も十分確保できる

ただ、デメリットとしては、特に地方の場合だと東大クラスの難関大を目指すようなレベルの高いライバルができにくいことがあげられる。

地方にいて、なおかつ自分と同等の志を持つ良きライバルが欲しい場合は、いっそのこと東京や大阪などの都市部に出て寮に入り、東大専門の大手予備校に入るという選択肢もある。

自宅でオンライン予備校で指導を受ける。

最後に紹介するのはオンラインで自宅で受講する方法だ。

これも、周りに東大生や優秀な講師が少ない地方に住んでいる人にとっては選択肢になりうる。

しかし、これは宅浪とほぼ同じような環境なので、オンライン予備校だけで自分のモチベーションが維持できるかどうかしっかり吟味する必要がある。

我々の運営している赤門アカデミーもこのようなオンライン塾に相当する。

浪人生も多数在籍しているが、必ず全員にモチベーションが維持できるかどうかということを確認している。

場合によっては我々からほかにおすすめな予備校を紹介させていただくこともある。

もちろん中には宅浪に向いている人などもいて、その人には案内しないが、宅浪に向いていない人は、我々の指導を受けつつ予備校の授業を選択的に受けてもらうこともある。

2つ目や3つ目の手法とのハイブリットである。

また、自宅外のところにコーワーキングスペースを借りて、自習している生徒さんもいる。

オンライン予備校を選択する場合も宅浪と同様にモチベーションの維持を考えるべきだ

まとめ

以上が東大に不合格になってしまって、浪人することが決まった人が考えるべき対策をご紹介した。

まずは、再現答案を作ったり、自己採点をして自分の敗因をしっかりと認識することが必要である。

どのような敗因によるものかによって、今後の対策法が異なる

また、自分の性格のなどもしっかり考慮した上で、宅浪するのか、予備校に通うのか、どのような予備校に通うのかしっかり決めるべきだ。

この分析を誤ると場合によっては全く成績が伸びず一年棒に振ってしまいかねない

もし、自分で決められない場合や少しでも不安なことがあれば遠慮せずに下記の公式Lineから質問してほしい