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高得点を目指す!過去問を使った共通テスト古文対策法を解説する

共通テスト古文を解く時に、まず見るものといえば過去問だろう。

過去問はその名の通りそれまでに出題された問題で、来年以降の受験生が受ける試験問題を探るための手がかりとなる。

この過去問をどのように使うか、が実際の共通テストでどのように点数を重ねていくか、ということの鍵となるといっても過言ではない。

では、そんな共通テスト過去問をどのように使えばより効率よく本番でも高成績が取れるような勉強をすることができるのだろう?

この記事では、そんな共通テスト古文過去問を使った共通テスト古文対策法について解説していく。

この記事を読んで、共通テスト古文での成績アップを目指そう。

目次

共通テスト古文過去問の分析

共通テスト古文そのものについては、共通テスト古文の解き方についての解説記事を見てほしい。

ここでは簡単に今回の記事ではと関係が深いところだけ見ていく。

漢文・現代文と同時に4問80分

共通テスト古文は、漢文・現代文と同時に回答し、またその解答時間は4問合わせて80分だ。

このとき注意したいのは、他の問題と時間帯があらかじめ区切られているわけではない、ということだ。

このため、共通テスト国語は自分で自由に時間を割り振ることが可能だ。

均等に割り振ると一つの問題につき20分ということになるが、実際は古文は15分程度で解くことを目安にしてほしい。

一般的に現代文の方が古文漢文より解く時間がかかるとされている。

また、見直しやどこかの問題に予想以上に時間がかかってしまった万が一の時のために時間をある程度残しておくことが重要なのだ。

空いた時間を利用して自分の解答の見直しやマークミスを確かめ、少しでも実力を発揮できるようにしよう。

解答方法は選択式

意外と見落としがちなのが、共通テストは選択式であるということだ。

「それぐらい知っている」と思うかもしれないが、実際はこの試験形式こそが共通テストを解く時のコツで重要なポイントとなる。

選択式であるということは、答えが一つに絞られる必要があるということがポイントになる。

世界史などの暗記教科であれば、正解以外の選択肢を作るのも容易だが、国語においてはその問題の作り方は「正解以外に間違いを入れ込む」というものになるであろう。

そのような問題においては、正解の選択肢を直接探すよりも、間違っている選択肢を探す方が容易になる。
つまり共通テスト古文は、消去法で解くことでより正解に近づくことが可能になるのだ。

過去問と同時に使える共通テスト古文におすすめの参考書

ここまで、共通テスト試験過去問の分析を行なった。

ここからは少し外れて、共通テスト試験過去問と同時に進めることができる参考書を3冊紹介していく。

当然、これら3冊以外にも有効な参考書は存在するが、今回は特におすすめできるものを3冊に絞って

それぞれの参考書には当サイト内に解説記事があるので、適宜参考にしてほしい。

ゴロゴ古文単語

ゴロゴ古文単語は、語呂を使って古文単語を覚えることができる単語帳だ。

特にオススメしたいのは、古文があまり得意でない人だ。

古文学習の取っ掛かりとして、語呂で覚えるというのはあまり得意でない人にも親しみやすい方法となる。

この本と過去問をセットで使うことで、より効率よく勉強することにつながるだろう。

こちらに解説記事のリンクを載せておくので、興味のある人は参考にしてほしい。

苦手を解消する特効薬!?古文単語ゴロゴの使用法を解説する

重要古文単語315

重要古文単語315は語呂こそないが、かわりにイラストなどを用いてわかりやすく古文単語を学べるのが人気の理由となっている単語帳だ。

別に語呂を使う必要を感じない人はこちらを使うとよいだろう。

活用法としてはただ読むだけでなく、試験問題を解くたびに見直して印をつけることで自分専用の単語帳としてより効率よく学習をできるようになるはずだ

こちらも解説記事を合わせて載せておくので、こちらも是非参照してほしい。

古文総合力をつける!重要古文単語315の使い方4ステップ

マドンナ古文常識

古文単語と古典文法をしっかりと覚えたはずなのに、なかなか問題が解けないという人は古文常識をやると良い。

古文というのは昔の人のための文章なので、昔の人が既に持っていた常識などは当然書かれていない。

例えば伊勢物語の主人公は在原業平ということになっているということなどのような知識である。

あまりに難解なものは注釈などで補ってくれているが、受験生があらかじめ知っていなければいけない知識もかなり存在する

このような知識は総称して古文常識と言われている。

古文常識に関しては、マドンナ古文常識がおすすめである。

まだ、全く古文常識を学習していないという人は是非取り組んでほしい。

こちらも下記に解説記事を載せておくので、参考にしてほしい。

難関大古文を攻略できるマドンナ古文常識の3つのメリットと使い方

また、マドンナシリーズは他にも共通テストのために有効な参考書がたくさんあるので、こちらも余裕があれば参考にしてほしい。

共通テスト古文で満点がとれる「マドンナ」4冊のメリットと活用法

共通テスト過去問を使った演習法

今まで、過去問の特徴や過去問演習に役立つ参考書を紹介してきたが、ここからいよいよ過去問自体の演習をどのように行なっていくかについて解説していく。

また、共通テストの過去問はまだ十分蓄積されておらず量があまりない。

その場合は代わりにどのような問題を解くのが良いのか、共通テストの過去問自体はどの時期にどのように使うのがベストなのかも解説していく。

使う問題

先ほども述べたように、共通テストはまだ2年度分しか行われていない。

すなわち、別の日程の分なども考えるとおよそ8回分程度しか過去問が存在しないのだ。

しかし、センター試験と比べると古文に関しては問題形式が少し変化しただけで、本質的にはあまり変化がない。

難易度も少し難しくなったが大きな変化はないのだ。

よって、センター試験の過去問も十分活用することができる

かなりセンター試験の過去問はかなり良問が揃っているので、是非とも解いておきたいものだ。

また、各予備校が共通テスト模試の過去問や予想問題集のパックを販売している。

こちらを活用するのもよいだろう。

ただ、予備校の現代文の問題はあまりおすすめはできないので、使うのであれば、古文、漢文のものにとどめておいてほしい

使う順番としては、

  1. センター試験の過去問
  2. 予備校の予想問題
  3. 共通テストの過去問

という順番がよいだろう。

まずは、センター試験の過去問で古文の問題に慣れて、予備校の予想問題集を時間があれば挟んで、共通テストの過去問にいくのだ。

センター試験の過去問、予備校の予想問題については古文単体で解いて、直前期に共通テストの過去問を使って国語全体の演習を行うようにしよう

まずは解いてみる

過去問をまずは解いてみよう。

共通テスト過去問は赤本や黒本、青本など様々な種類があるが、基本的には大きな違いはない。

 

最初のうちは、時間制限はつけずに、とにかく正しい古文の読解方法に慣れるということに注目した方が良いだろう。

徐々に慣れてきたら制限時間15分を測って問題を解くと良い。

先ほども述べたように直前期の共通テスト過去問演習では、古文単体ではなく、国語全体を80分で一気に解くようにしよう。

時間を有効に使い、また本番の試験でも最大限自分の実力を発揮できるようになるべく本番と同じような環境で演習しよう。

解いた後は復習

試験問題を解いた後は、必ず復習をしよう。

解説を読み、間違えた問題を見直していく。

 

復習の方法は様々だが、ポイントは次回以降同じ間違いをしないようにすることだ。

間違えた部分で分からなかった単語、またその部分がどうして分からなかったか?を確認し、別のノートなど後で見返せるような物にまとめておこう。

あとで見返しやすい形で残しておくことで、より復習がしやすくなる。

これによって、同じ間違いをする確率を少しでも減らすことができる、というわけだ。

 

また、古文も漢文も音読による復習が効果的である。

わからない単語やわからない文法構造、わからない問題などすべてのわからないを無くした後で、何度も音読して復習しておこう。

そうすると、自然と正しい読み方が身についていく。

さらに、何度も繰り返すことで、それが早くできるようになり読解スピードを上げる練習にもなるのだ。

最後は解き直し

復習をしたら、最後に解き直しをしておこう。

古文に限らず英語でも数学でも解き直しをしない人がかなり目立つが、解き直しをするかしないかで今後の成長度合いが決まる

実際に覚えたつもりになっていても曖昧になっていた知識や、できたつもりになっていた読解も、解き直しをすることで炙り出すことができる。

また、定着していたものも、もう一度アウトプットをすることによって、さらに定着度合いが上がるのだ。

この解き直しをしっかりとやるかどうかで今後の成績が決まってくる。

古文に限らず解いた問題は基本的に最後に解き直しをするということを忘れないでほしい

まとめ

以上、共通テスト古文の過去問の特徴、過去問演習に役立つ参考書、過去問を使った演習法などの古文対策について書いた。

共通テストの古文の過去問を解く際は以下の3つのステップで行ってほしい。

  1. まずは解いてみる。
  2. 解いた後は復習(音読が有効)
  3. 最後に解き直し

特にこの最後の解き直しをサボってしまう人が多い。

しかし、この3つのステップを守って共通テスト古文は過去問の正しい演習をすることによって大きく成績アップにつながる。

この記事で紹介した勉強法を使って、共通テスト古文の成績アップにつなげよう!

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