東京大学の入試は、それぞれの教科においてかなりの難問が揃っている。
そのために受験生が行う勉強というのは様々だが、その中でも一際受験生が戸惑うのが国語、特にその中でも古典だ。

他の教科であれば、ある程度までの得点は暗記で期待できる。

しかし、古典は単語を暗記してもなかなかわからない問題が多い。

この記事では、東大の古典の中でも特に古文について、その特徴勉強法を解説する。

東大の古典を正しく見極めて、高得点を目指せる勉強につなげよう。

東大古文の特徴

東大国語については、こちらの記事でも解説しておくが、重要なポイントとしては

  • 文科・・・試験時間:150分、配点:120点
  • 理科・・・試験時間:100分、配点:80点

であるということ、そして

  • 大問は文科4つ(評論・古文・漢文・随筆)、理科3つ(随筆以外の3つ)である
  • 解答欄はマス目による文字数制限がなく、枠の中におさまるように解答する

であることを押さえておけば大丈夫だ。

時間配分としては、古文はやや短めに25〜30分で解答するのが望ましい。

他の大問や見直しに時間をかけられるようにしておきたいところだ。

問題で問われるないようとしては、選択式がほとんどなく、記述式の問題であることがポイントだ。

記述式の問題に対応するためには、古文を文法・単語に忠実に現代語訳する力が求められる。

また当然のことではあるが、いかに語彙力・文法力があっても記述する力がなければ意味がないので、それは記述式の問題に多く取り組むことで慣れていってほしい。

また、古文常識を前提とした問題も多く取り扱われており、文章をただ読むだけではない力が試される。

日頃から様々な古文作品に慣れ親しむことは容易ではないが、自分が問題集などで取り組んできた作品はある程度あらすじを理解しておいたり、古文の中でしか出てこない文化を頭にイメージしながら読んだりすることで、徐々に自分の中に力として残って行くだろう。

東大古文の勉強法

ここまで、東大古文の特徴について見てきた。

それでは、東大古文は具体的にどのような勉強を行うのがよいだろうか?

ここからは、東大古文を具体的に勉強して行く方法を考える。

センター式でも頭の中で現代語訳することを意識

二次試験とセンター試験の大きな違いとして挙げられるのは、上にも書いたように選択式であるか、記述式であるかということである。

このため、センター形式の問題集をいっぱいやったけど、記述式でも使えるような力は身につかなかった、ということが往々にしてある。

これを対策するために、センター式でも自分の頭の中で現代語訳することを勧めたい。

当然、実際の演習中にやっていると時間が足りなくなってしまうだろうから、復習の時で構わない。

復習を行いながら頭の中で現代語訳をしてみて、詰まった時はその原因が何なのかを考えながら見直してほしい。

わからなかった原因となる語彙文法を補うことで、正確な現代語訳に近づくはずだ。

同様のことは、問題集だけでなく普段使っている教科書の文章でも行うことが可能だろう。

記述式の練習といっても、実際に紙にペンで書くだけがその練習となるわけではない。

頭の中で現代語訳を行うことで、正確な現代語訳力を高めていこう。

単語・文法ノートを使う

ここまででも少しずつ挙げてきたが、そもそも現代語訳を行う力が重要、というのは分かってもらえたと思う。

では、そんな現代語訳を正確に行うにはどんな力が必要か?

それは、正確な単語・文法の知識である。

単語・文法は専用の参考書で学ぶのも手だが、普段の学習からも学ぶために、単語・文法の復習用ノートを作って、問題演習などで間違えた時に書き込み、後で復習できるようにしておこう。

自分が一番復習しておくべきなのは、過去の自分が間違えたところだ。

このノートを活用することで、自分の知識を少しずつ完璧にしていってほしい。

東大古文におすすめの参考書

東大古文の勉強法についてみてきた。

では、具体的にはどんな参考書をつかってこれらの勉強法を用いればいいのだろう?

ここでは、東大古文への勉強をするときにおすすめの参考書を紹介する。

ここで紹介した参考書を用いて、効率的な勉強につなげてほしい。

東大の古典25カ年

東大の古典25カ年は、赤本でおなじみの教学社から出版されている参考書だ。

この参考書は、東大の直近過去25カ年の入試問題が収録されている参考書で、東大受験生には定番の参考書として定評がある。

過去問に困ったらひとまずこれを買っておけば大丈夫だろう。

鉄緑会東大古典問題集

25カ年で満足できない、という人のためにおすすめしたいのが、言わずと知れた名門塾・鉄緑会からだされている参考書、鉄緑会東大古典問題集だ。

この参考書は名門塾の講師によって作られていることもあって、詳しい解説が売りの参考書だ。

配点の少ない理系には少しオーバーワークかもしれないが、もっと詳しい解説が知りたい、という人にはおすすめの参考書だ。

古文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)

次に紹介したいのは、河合塾から出ている問題集、「入試精選問題集」シリーズの古文編だ。

この問題集は東大形式というわけではないが、題材として東大の過去問を扱っているわけではないため、一通り東大の過去問をやった人でもできる。

問題に数多く触れておくために、もし過去問をやり終わってしまったらやっておくのがよいだろう。

まとめ

東大の古文について、その特徴と学習法、おすすめの参考書について紹介した。

東大の古文は記述式ということでやや取りかかりづらい印象を受けるかもしれないが、しっかり対策していけば高得点を目指せる教科だ。

この記事で紹介したことを参考にして、合格に近づく学習をしよう!