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半年で慶応合格!リアルビリギャル物語:中高一貫校落ちこぼれ編

大学受験.netの読者のみなさんこんにちは!

J太郎と申します。

 

大学受験.netのライターをしている現役東大生Celly君の親友であり、偏差値40から半年の仮面浪人で慶應に合格したリアルビリギャルの物語のモデルとなったJ太郎とは私のことです(笑)。

前回の記事は私が実際に執筆したわけではなく、受験期の頃の話をCelly君に伝えて代筆してもらったものでした。

(何度頼まれても私が書かなかったため笑)。

最近になって生活が安定してきて、時間に余裕が持てるようになりました。

なので、僕がどうして偏差値40から半年の仮面浪人で慶応大学に合格することができたのか週1回のペースで物語にして連載できることとなりました

 

このブログでは、僕が中高一貫校に入り、落ちこぼれてから慶應大に合格するまでの様々なエピソードやそこで得た知識、経験を書いていこうと考えています。

役に立つことは間違いないと思うので是非読んでいってください!

目次

第1章 エピローグ その一
私が一貫校を受験するまで~中学受験の闇~

私が自身の受験を語るにあたって避けられないことが、私は地方出身にも関わらず私立中高一貫校の出身であるということです。

地方の一貫校とそれをとりまく環境はです(笑)

まずは私がどうして一貫校に通うことになったかお話しようと思います。

 

小学校の頃の私は優秀でした。

学校のテストはほとんど100点、通っていたくもんでは小学校4年生にしてくもんのG(中学校1年生レベル)を解いていたほどのいわゆる寵児(笑)でした。

しかし小学校5年生の私は大きな過ちを犯します。

愚かにも自分は勉強が出来ると思い込んだ私はなんと、地元では有名な中学受験専門のエリート塾に通いたいと親に懇願したのです。

これが悲劇の始まりでした。

当然のように要求される予習復習、今まで聞いたこともなかった模試、偏差値という概念、模試の度に表示される志望校判定、etc..

 

これらは一人の少年を勉強嫌いにさせるには十分過ぎました。

ぶっちゃけ入って一ヶ月でやめたくて仕方ありませんでした笑

というかそもそも私は私立中学を受験する気は全くありませんでした。

小学校の友達は良い奴ばかりでしたし、下手くそなりに野球部に所属していた私は皆と中学でも野球をやると決めていたからです。

 

しかし週に三回あったくもんから授業が週に一回になり遊べる日が増えたため、なんだかんだ1年間通ってしまいました。

そして小学校六年生の春、最初の悲劇である親を交えての志望校面談が行われました。

そもそも志望校どころか受験する気すらない私は、不安そうな周囲をよそに余裕を浮かべて参加しました

先生「たろうくんの成績ですがね、このままでは第一志望には届きませんね。もっと授業と勉強時間を増やしていただかないと、、、」

おや?彼は何を言っているのでしょう??そもそも私の第一志望ってどこのことですかね

マッマ「流石に今年は受験生ですし、授業を増やした方がいいのでしょうか、、」

なんということでしょう、どうやら私は受験生だったようです

 

こうして私は私立中学を受験することになりました。

後になって知りましたが塾側としては合格実績を稼ぎたかったんですね。

そして親は中学受験をさせたかったため、僕の知らないところでかなり話が進んでいたようでした。

ちなみに抵抗はかなり激しくしましたが、最終的に合格したら月のお小遣い1500円の魅力に釣られました。

大人って本当に汚いですね笑。

中学受験のエピソードはそんなに重要でもないので省きますが、なんやかんやあって私はそこそこ努力して近くの私立中学に合格し、進学することになりました。

ちなみに偏差値は56です。

典型的な自称進学校の偏差値です。

ビリギャル然り、逆転合格エピソードではなんだかんだ高校や中学が偏差値60を超える進学校で主人公がハイスペックというパターンが多いですが安心してください。

私の基本スペックは完全に並です。

第1章 エピローグ その二
私が落ちこぼれるまで~一貫校の闇~

中学に入ってから私は一切勉強しませんでした

小学校のころはテキストを読めば大体理解できたので、授業はもともと聞いたことなんてありませんでしたし、部活で始めたソフトテニスが楽しすぎて部活ばかりやっていました。

練習後は近くのコンビニでたむろして友達や先輩とダベり、家に帰ったら録画のアニメを見て寝るという夢のような生活を送っていました。

しかし現実はそこまで甘くありませんでした

第一回定期テスト、そこで私は地獄を見ることになりました。

いままでなんだかんだ乗り越えてきた私は、軽く教科書を読んだだけで全く根拠のない自信を持ってテストに臨みました。

 

当然すべて爆死しました。

最初に帰ってきた代数56点を見たときは本当にショックでした。

まさか自分がこんなのび太くんのような点数を取るとは思ってもみませんでした。

しかし代数の56点は序章に過ぎませんでした。

幾何37点、理科28点、、etc..と見たこともないような点数の答案が次々と帰ってきます。

返却された答案の三つ目あたりで完全に私の脳みそが処理できるショックのキャパを超えました

最後に地理の18点のテストが帰ってきたとき、私は既に強靭なメンタルを手に入れており完全にノーダメージでした。

こうして終了した第一回のテストは、113/123位という劇的な結果で幕を閉じました。

 

まあ結果に関して言えば完全に私が悪いのですが、私の通っていた私立中学って小学校の塾や公立中のように勉強をそこまで強制しなかったんですよね

あくまで公立中と比べて高いレベルの授業や施設を提供してくれるというだけであって、やるやらないは自己責任というスタンスでした。

私はそもそも勉強が嫌いでしたし、周りの生徒たちと違って~大学に行きたい、とか医学部に行きたい、とかは一切なかったのでモチベーションも0でした。

 

私立中学に進学して成功するのは明確な目標を持っており、それに向かって努力できる人間だと思います。

勉強が嫌いな子を無理やり入れたところで私のような落ちこぼれ人間になってしまうだけです。

オススメしません(子供の中学受験を考えているお母様方はこのブログは読まないと思いますが)。

そんなこんなで、ここから私の5年間に渡る落ちこぼれ生活が始まりました。

サブタイに~私が落ちこぼれるまで~とは書いたものの、これ最初から落ちこぼれですね

エピローグ 最終回
4年間の一貫生生活~何故俺はあんな無駄な時間を~

第一回の中間テストで爆死した私は完全に勉強が大っ嫌いになりました。

学生生活は部活を中心に充実しており、楽しい日々を送っていましたが定期テスト週間やその後の面談は毎回が苦痛でした。

一応テスト週間に勉強の真似事はしてみるものの何をやればいいか全く分からないし、英語や数学では前回の内容が当然のように登場します。

順位は毎回3ケタを叩き出し、三年生になるころには50点を超える教科が保健体育を除いて消え去りました

教育ママだった母親も、最初は怒って携帯を取り上げてみたり、休日に勉強させてみたりしましたが全く効果がなかったためそのうち何も言わなくなりました。

そもそも現在塾講師をやっている立場からすると、勉強から離れて何十年と経っている人が具体的な勉強について首をつっこむこと自体が間違っているんですよね

 

唯一勉強するのが、見かねた父親が入れてくれた週に二回の地元の学習塾での授業でした。

公立中学に行った地元の友達と会える機会でもあり、内容も公立の中学校の復習向けの優しいものであったので、毎週通って継続することが出来ました。

私が逆転合格できたのは、このギリギリの土台があったことも大きいです。

 

高校に入っても落ちこぼれ生活は変わらず続いていきました。

学年は高校受験によって100人から240人程度に増え、ますます自分の馬鹿っぷりが露呈していきます

外部生が入ってくると、中高一貫生って綺麗に外部生の上下に分かれるんですよね。

頑張ってきた子達は外部生が高校受験をしている間に高校内容までどんどん進んで行くので優秀になりますし、サボってきた人達は高校受験がない分余計に勉強しないのでとんでもない馬鹿が生産されます。

もちろん私は後者で、私が高校受験をしたら高校のランクは3~4以上下がっていたと思います笑。

やはり私立中学は一概にオススメできませんね(中学受験教育ママは略)。

 

高校に入ると、定期テストよりも模試が重要視されるようになります。

当然模試の結果もひどく、他塾の模試に比べて高い偏差値が出る進研模試で英語はジャスト40、数学は52~5、国語は45と、これまたとんでもない数字を出していました。(模試の結果に関しては次に実家に帰ったときに探してupしようと思います。)

私は厚顔無恥極まりない人間ですので現在指導している弟には、進研で偏差値70ない輩は人間じゃないと常々伝えておりますが…

まとめ

ここまでが私の中高一貫校に入ってからの4年間にわたる落ちこぼれエピソードの概要です。

現在学習塾の講師をしていて気づいたのは、中高一貫校には私によく似たタイプの落ちこぼれ生徒が非常に多いということです。

ここまで読んできて、自分にそっくりだと感じた読者の方も多いのではないでしょうか?

そういう方にはぜひ、勉強を始めるのは今からでも全く遅くないということに気づいてもらいたいです。

少しでも現状をなんとかしたいと考えている人には、喜んで協力させてもらいます! ぜひLineや問い合わせ欄から質問して下さいね。

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