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半年で慶応合格!リアルビリギャル物語:定期テスト対策編

みなさんお久しぶりです、J太郎です。

時が経つのは早いもので、前回の連載から数えて一ヶ月が経ちました

できれば毎週更新していきたいと言っていましたが、まさか二回目にして本当に願望で終わってしまうとは夢にも思いませんでしたね(笑)

私はこの大学受験.netを含めたいくつかのサイトや学習塾で学習相談をやっているのですが、最近そちらが忙しすぎてなかなか記事に着手できませんでした。

楽しみにしていて下さった皆様には非常に申し訳ありません。

 

突然ですが、皆さんは定期テストの点数をしっかり取っていますか?

サイトや塾などで高校生の質問対応をしていると、受験生でない生徒(高1、2年生)からも受験勉強に対する質問が多く寄せられることに気がつきます。

そういった人たちの中には、受験勉強の前に定期テストをなんとかしてくれ!!とツッコミたくなる人が非常に多いです。

確かに、早い段階で受験勉強を始めれば周りに対して一歩リードすることは可能ですし、定期テストには実際の受験と全く関係ない無意味なものもあります。

しかし、高一二年生のうちから定期テストを切って受験や模試に標準を絞った勉強をしていては必ず痛い目を見ると言ってもいいでしょう

今回からは高校生活を送る上で最も大切な「定期テスト」のお話です。

目次

第2章 1幕〜J太郎のダメダメ定期テストルーティーン〜

当たり前のことですが定期テストは非常に重要です

劣等生の僕は当然のように40点以下の赤点を叩き出しまくっていました。

僕のいつもの定期テストの流れはこうです。

  • 普段→一切勉強しない。予習?復習?ナニソレオイシイノ状態。
  • 二週間前→当然のごとく勉強しない。部活が無くなってこんなに時間があるなら余裕だろ。
  • 一週間前→勉強を始める。数学は不可能だと悟る。理社などの暗記科目で頑張ろうと決意。
  • 直前→なんだかんだ暗記科目もちらほらとしかやっていない。国語?本番がっつり読めばいけるっしょ!!
  • 前日→謎の自信が湧いてくる。徹夜で勉強すると意気込むも3時に就寝。
  • 本番→何もわからない、少しヤバイかなと思う。最初の頃はテストが出来ないと焦ったものだが、エリートボンクラの私はもう焦らない。ただ時計を見つめ、テストが終わるのを待つのみ。
  • テスト終わり→テストが終わった嬉しさで全てを忘れる。さあテニスをしよう!
  • テスト返却→小学生の自分では信じられないような点数が次々と返却される。
    40点はまあ良し、30は赤点じゃない、セーフ。
    60点?保健体育以外で見たことない点数ですね。
    数学は30点を全く超えない。
    最初の頃は50点くらい取れていたはずなのに。
  • 面談→次回は二週間前や普段から勉強することを親や教師に宣言。ただし今日はまだ終わったばかりなのでやりません。

(以下無限ループ)

こんな感じでJ太郎の中高4年間は過ぎていきました。

ちゃんと勉強している人からすれば、

「なんなんだこのゴミクズは…」

という感じでしょうが、自分の状況と同じだ、似ている、という人も多いのではないでしょうか笑

得意科目は一つもなく、特に苦手な数学は毎回30点以下の点数を取っていました。

科目ごとに単元が変わり、暗記が中心の理社は時々50~60点くらいを取れるものの、中学一年からの積み重ねと単元の深い理解が必要な英語、数学、古典などで高得点を取るのは非常に難しいのです

では、一度勉強が出来なくなってしまった人はもう英数は諦めなければならないのでしょうか?

断言しますが、そんなことは決してありません

いつからでも逆転は可能です。

あなたが思っているよりも周りとの差は大きくないのです

正しい勉強法をキチンと理解して勉強するクセを少しずつ付けていけば驚くほど簡単に逆転出来てしまうのです

第2章 2幕〜1教科から始める定期テスト〜

具体的な勉強法は後述するとして、まずは僕がどこから勉強を始めたのかについて話します。

突然の90点の数学のテスト

私が勉強を始めたのは高校一年生の冬からでした。

一貫校で進みが早かった私の高校では既に数一、Aは終わっており、この頃新課程で追加された「データの分析」について学んでいました。

二次関数と二次方程式の違いも分からなかった私ですが、

「平均値や公式を覚えるだけのこの単元なら出来るかもしれない!」

と思い授業を真面目に聞き、自分で勉強してみました。

すると、たまたまですが90点を取れてしまったのです

小学生以来取ったこともないような点数を取って嬉しかった私は、先生におだてられたこともあり数学の勉強をもう一度頑張ってみることを決意しました

ここで私が正しかったのは「勉強を」頑張ることでなく「数学を」頑張ることを決意したことです

何度も勉強を頑張ろうとして失敗した私は、「どうせ全部を頑張ろうとしても出来ないのだから、それなら点数を取れた数学だけでも頑張ってみよう」と考えたのです。

90点のテストはまぐれではなかった!

高校二年生になりデータの範囲が終わり、数2は高次方程式、Bはベクトルに突入しました。

数学の知識もなく、勉強する習慣もなかった私はとにかく「授業」、「演習」、「質問」の三つに注力しました。

いつも通り他の授業は睡眠をとり、他ごとをしていましたが、数学だけは真面目に授業を聞いて授業の問題演習の時間にとにかく問題を解きました。

もちろん授業を聞いて分からない問題もたくさんあります。

放課後や昼休みに質問に言って、こんなことも分からないのかと呆れられながらも自分が理解できるまで解説してもらいました。

家や自習室などではテスト前以外勉強しませんでしたが、授業で終わらなかった演習や解説してもらった問題だけは解くようにしました。

とにかく数学の授業でやった部分だけは遅れをとらないようにしたのです

すると、テスト二週間前になって不思議なことが起きました。

毎日勉強したはずの数学のテストに関してだけ、不安が募ってきたのです

少し前にやった範囲は忘れていないか、レベルの高い問題が出てもキッチリ完答出来るか等、今まで一度も感じたことのない不安に襲われました。

結局そのテスト期間は数学ばかり勉強してしまい、全体としての結果はいつも以上にお粗末なものになってしまいました(笑)

しかし数学の二つは両方とも80点台と、定期テスト史上最高の得点を取ることが出来ました。

先生や親からは数学については本当に驚かれ、質問に行っていた数学の先生には本当に喜んでいただけました。

しかしこれまた不思議なことにとても嬉しい反面、くやしい、という感情に襲われました。

80点は今までとったこともない点数でしたが、答案は計算ミスや単純なミスばかりで「もったいない」ものばかりでした。

こんな単純なミスさえなければ90点台だって取れたはず、自分は数学しかやっていないのに他の科目も高い得点を取っている優秀な生徒に負けてしまってくやしい、という感情がふつふつと湧き上がってきたのです。

これまで私は優秀な同級生が自分より高得点を取っていても「彼らは自分とは違う生き物だ」と思い何も気になりませんでした。

しかし、たとえ一教科でもミスさえなければ勝てたかもしれないという事実は私の負け犬根性を変えました。

次は絶対負けないぞ、という強い思いが湧いたのです。

テストが終わった後も、同じように数学だけを勉強しました

一つだけ変わったのは勉強に対する意識です。

積極的に自習室や質問に行くようになり、次こそは負けないぞ(数学だけ)という思いで勉強するようになりました。

そして高校二年生の期末テストで数学はどちらも90点以上を取ることが出来ました。

その頃になると数学の勉強については大分慣れてきて、最初は一つの問題に何十分何時間とかけていた質問もスムーズに数分で解決できるようになり、テスト前にも余裕を持って望むことが出来ました。

相変わらず他教科は酷かったですが(笑)

そんなある時、私の成績には強く口を出してこなかった父が、

「数学ができるならあとは英語だけでいいからやっておけ、英数が出来れば大体の受験は勝てる!

と言ってきました。

友達や同級生から、「定期テストの数学が出来たところで、模試や他教科が出来なければ意味がない」と言われて気にしていた私は「あと一科目だけで受験に勝てるなら英語もやってみようか」と思い英語の勉強をする決意をしました。

第2章 3幕〜J太郎の勝因〜

今回、何故僕が定期テストで成功できたかについて簡単に解説していこうと思います。

成功要因は、

  1. テスト前以外も勉強したこと
  2. 科目を一つに絞ったこと

の二つです。

テスト直前以外の勉強

今まで勉強してこなかった人がテスト直前に頑張る量を増やしたところで、前述した英数などの教科はほとんど伸びません

何故ならこれらの教科に必要なものは理解と演習であり、暗記ではないからです。

時間をかけて知識を「理解」し、それらの知識を用いて「演習」をこなすことによって少しずつ実力が付いていくのです。

そのため直前にいくら勉強をしても知識が馴染まず、せいぜい40~60点程度しか得点することが出来ないのです。

また一夜漬けで得た知識はすぐに抜けてしまうため、次の定期テストに繋がらないという大きなデメリットがあります。

そのため、「授業をしっかりと聞いて理解し、普段から演習を行う」という形を取ったJ太郎の勉強スタイルは大正解といえます(自画自賛)。

数学のみ頑張った理由

また科目を絞ったことも大きな成功要因です。

そもそもちょっと決意して普段から全教科勉強するなんて芸当は、今までサボってきた人間ができるほど簡単なものでもないのです。

頑張ってきた人たちは勉強慣れしていますから、自分のスペックを正しく理解しておりどの教科をどれくらい、どんなペースで行えば良いのか分かっています。

つまり普段や定期テスト前の計画を立てる能力が鍛えられているんですね。

さらに学力面でも今までの積み重ねがありますから、出来ない人たちよりも大いにアドバンテージがあり勉強時間も少なくて済みます。

ここまで聞けば、勉強してこなかった人たちがいきなり勉強を始めて一度で逆転するというのがいかに不可能な話か分かって頂けたかと思います。

もし仮に毎日勉強が出来たとしても、全教科で急に上位に上がるというのは不可能なのです

実際私は一教科に絞っても勉強に戸惑い、最初は失敗したわけですし(笑)

しかし50点や60点を取ったところで大したモチベーションにはなりませんし、受験的に見てもあまり意味はありません(この辺は次回解説したいと思います)

一教科は極端にしても、英数や英社などに絞って高得点を取ってみるというのは非常にモチベーションが高まりますし、出来ない人の戦い方としてはかなり正しいといえるのではないでしょうか。(自画自賛)

では今日はこんなところで!次回は英語の定期テスト、定期テストと模試の関係性についてやろうかなと考えております。

それでは次回でお会いしましょう!

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