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帰国子女は一般入試でも大学受験に有利!?帰国生の受験対策まとめ

こんにちは、大学受験.netでライターをやっています現役東大生ライターのCellyです。

私の合格体験記にも書いたように、私実は帰国子女なんですよね。

小学校2年生から6年生までアメリカに住んでいました。

中高はがっつり日本の学校に通っていたので帰国子女枠ではなく、一般入試での受験となりました

しかし、一般入試でも帰国子女であればかなり有利にになりました

実際私の知り合いで一般入試で東大に合格した知り合いが何人もいます。

この記事では、私自身の体験に基づいて、帰国生が大学を一般入試で受験するときどれくらい有利になるのか、またどのような対策をすれば良いのか解説していきたいと思います。

是非、参考にしてみてください。

目次

帰国生の一般入試での大学受験は有利か?

結論から言いますと、帰国子女はしっかり勉強していれば、日本の大学受験ではかなり有利になります

以下に順をおって詳しく解説していきます。

日本の大学受験は英数が全てを制す

日本の大学入試ではほとんどの難関大学に英語の試験があります

また、それに加えて特に理系であれば数学の配点が高いことが多いです。

文系であっても、経済学部などは数学の試験が課されるところが多いです。

なので英語と数学ができれば、とりあえずほとんどの難関大学に合格しやすくなります。

普通の人の英語の受験勉強の量

では、普通の高校生が入試で戦える英語力をつけるのにどれくらい勉強するのかについて解説します。

普通の高校生が英語の受験対策をする一番効果的な方法

  1. 単語帳を一冊完璧にする&文法の勉強
  2. 英文解釈の勉強
  3. 長文読解の演習入門
  4. 長文読解の演習センターレベル
  5. 長文読解の演習Marchレベル
  6. 長文読解の演習早慶・東大レベル
  7. 過去問

です。

7ステップもあってかなり量があります

しかも単語帳を丸一冊完璧にすることができる人のほうが少ないので多くの受験生は最初のステップからつまずきます。

単語と文法をしっかりやっても、すぐに英語が読めるわけではなく、英文解釈がかなり時間がかかり、いつになったら過去問がまともに解けるようになるのかと途方にくれるでしょう。

このステップをしっかり守っても大変なのに、ましてや正しい勉強法の知識がなくとりあえずガムシャラに勉強はするものの一向に成績が上がらないという受験生が多いです

帰国生は一般入試でもめちゃめちゃ有利

このように考えると我々帰国子女はめちゃくちゃ有利なんですよね

人によっては少し語彙力の強化が必要になってきますが、やはり英語が喋れるだけあって普通の人より単語を覚えるスピードも早いです。

また、大学によっては文法問題などをやり込まなければ行けませんが、先ほど説明した7ステップの勉強法に比べたらかなり分量が少ないです。

ちょろっと語彙力を増やしあとは過去問演習で慣れさせれば入試で十分得点源にできるレベルに英語がなるのです

すると、あとは数学さえしっかりやっておけばぶっちゃけほどんどの難関大学には入れちゃうんですよね

これってどう考えてもめちゃめちゃ有利です!

東大英語の場合

東大の英語も慣れてしまえば帰国子女のほうが圧倒的に有利になります

まず、日本語の記述が少ないうえに、英作、リスニング、小説読解と帰国子女が得意で普通の人が苦手そうな分野が多く出題されます。

私の経験上しっかり対策すれば90/120は英語で得点できます。

東大の合格点はだいたい220/440くらいなので合格点の4割程度をがっつり得点することができるので総合的にもかなり有利になります。

あとは理系であれば数学もしくは理科、文系であれば社会か国語のどれかを極めれば普通に合格してしまいます。

もちろん帰国子女枠受験の人もいますが、一般受験で受験した帰国生もたくさんいます

私がアメリカに住んでいた時のアメリカの学校の同級生で東大に現役合格した人は私の他に2人います。

プチ同窓会できちゃうレベルですねw

それだけ東大は帰国子女にとって合格しやすいんですよ。

英語ともう一教科に自信がある帰国生は日本最高峰の学府といわれているあの東京大学の受験を検討してみても良いかもしれません!

帰国子女の一般入試対策

英語圏 留学

では、具体的にどのような対策をして行けば良いのでしょうか?

ここでは、帰国子女が大学受験の一般入試を受けるときにしておくべき対策を私の経験に基づいて解説します。

英語のテコ入れは忘れずに

せっかくの得意な英語を入試で戦えるレベルに持っていかなければ一ミリも有利じゃなくなります(笑)

なので英語は一切勉強しないということは絶対にやめましょう。

まず最初にやって欲しいのが自分の大学の過去問をチェックしてちょっと読んでみることです。

そこで自分の足りない部分がなんなのかしっかり把握しましょう。

私の場合アメリカに住んでいた時期が小学校だったということもあり、英語の語彙力は小学校のアメリカ人程度しかありませんでした。

とてもそれでは足りないので単語帳は結構やりこみました

帰国子女は英検を受けられる方が多いと思うので一応参考までに書いておきますが、英検2級がセンター試験レベルで、英検準1級の語彙力があれば早慶や東大など日本のトップクラスの大学の英文で単語に困ることはないです

私はちょうど高2のとき英検準1級を受験するということもあってシス単やターゲットなどの大学入試専門の単語帳ではなく「文単」という英検用の単語帳を使いました。

これを高2で仕上げて早稲田と東大を受験しましたがわからない単語はほぼ出てこなかったです

 

ちなみに帰国子女であれば大学受験用の単語帳としては速読英単語がオススメです。

速読英単語(通称:速単)は、長文と一緒に覚えるスタイルの単語帳です。

これは、基本的に普通の高校生にはオススメしていません。

なぜかというと彼らはそもそも英文が読めないので長文をわざわざ読むメリットがないからです。

帰国生であれば単語さえわかれば難なく英文が読めるので長文の文脈をヒントに単語を覚えた方がかなり暗記が早くなります

 

また、大学によってはかなり詳しく文法や語法問題を出題したり、日本語の論述が多かったりするところもあります。

しっかりと自分で見極めて志望校にあった対策をしましょう

 

英語力を入試レベルまで引き上げたら次はひたすら過去問演習をしましょう。

英語は得点源にしたいので周りの人よりもできるだけ早く解けるのが理想です。

そのため、過去問を何回もといてどの順番でとくのが良いかなどを考え確実に得点が高くなるようにしましょう。

全てマークであれば満点は必須ですね

他の教科の勉強は真面目にやろう

英語がかなり有利になったからもういいやと思って他の教科を全く勉強しないと、あとで痛い目をみることになります

英語がかなりできるとはいえそれ単体で合格点まで到達できるほど難関大学の入試は甘くありません。

なので最低限英語+もう一教科の勉強はしっかりやっておきましょう。

オススメは数学です。

先ほども述べた通り、英語と数学ができると大学受験においてはほぼ無敵状態です。

 

また、数学をしっかり勉強していないと大学に入ってから後々苦労することになります

帰国子女の方は英語だけでかなり有利になってしまうので、早慶クラスであれば工夫すればほぼ英語だけで合格することは一応可能です。

しかし、数学で養われる論理的な思考をトレーニングしていないと大学でかなり勉強にこまるでしょう。

実際我がサイトの動画講師J太郎先生もSFCには英語が喋れるバカが多いと嘆いています(笑)

SFCの場合帰国子女枠の推薦があるので英語だけで慶応には入れちゃうんです。

でも今の社会英語ができて当たり前で、英語を使って何ができるのかということが重要です。

 

数学は社会のように簡単には伸びません。

どうしても時間がかかるのでこの記事を読んだ日から毎日ひたすら数学を勉強してください

帰国生の東大一般受験対策

最後に軽く帰国子女が東大の一般入試を受験する場合、どのような対策をすればよいのかについて解説します。

前の章でも説明しましたが、東大英語は慣れれば帰国子女だと軽く90点くらいとれます

そのためなんども過去問演習をしてできるだけ短時間で高得点を取れるようにしましょう

私の場合リスニングをのぞいた筆記試験時間90分中15分は余りました。

ほとんどの人が時間が足りない中、余った時間でかなり見直しできたので強いです。

リスニング、英作、小説読解は落とさない

帰国子女であればリスニングは満点が当たり前です

絶対に落とさないようにしましょう。

また英作文も小説読解もできるだけミスが少ない方が良いです

この辺は慣れの部分もあるので過去問演習は当然、他にも以下のものを対策に使うと良いです。

  • 英語の小説や随筆を日頃から読んで慣れておく
  • toeicのリスニング問題、キムタスリスニング
  • 英作文は過去問の他に数をこなしてストック数を増やしておく(キムタツライティング&グラマーなど)

英作文は学校の先生などに添削してもらえるとなおよいです。

要約や和訳などの日本語の記述対策

私はそこまで苦労しませんでしたが、帰国生の中で日本語がかなりできないという人ももちろんいます。

そこでネックになるのが日本語の記述です。

これもできるだけ過去問をといて学校の先生などに逐一添削してもらうと良いでしょう。

また、過去問の他にも河合、駿台、東進などがやっている東大模試の過去問をといておくこともおすすめです。

一番できがよいのは東進の過去問なので是非やってみてください。

東大はできれば英語の他に二教科勉強しておこう

英語の他にもう一教科と述べましたが、東大の場合科目数がかなり多いので英語の他にもう二教科真面目に勉強しておいてください

確かに英語+一教科で十分合格圏内には入れます

しかし入試では緊張などでなにがあるかわかりません。

もしかしたら一教科爆死することも考えられます。

実際私も物理が少し事故って想定より20点低かったです。

その時に少し余裕を持って合格できるよう勉強しておくことが重要になってくるのです。

なので数学に加えて理系であれば理科のうち一教科、文系であれば国語または社会のうち一教科を勉強しておきましょう。

まとめ

以上が、私の経験に基づいた、帰国子女が大学入試を一般入試で受験する時の対策法のまとめです。

やはり帰国子女は一般入試でもかなり有利になります

自分の英語力を存分に活かして是非この記事を参考に難関大学合格を目指していきましょう。

さらに帰国子女の対策が知りたい場合は下記のLine @から質問してみてください。

私が帰国生専門にアドバイスさせていただきます。

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