英単語帳は色々存在する。
その中で速読英単語という英単語帳はかなり有名だ。
しかし、速読英単語という英単語帳は一体どんな単語帳なのだろうか?
また、どのように使用していけば、効果的な英単語の学習ができるのだろうか?
実は、速読英単語というのは、単語だけでなく、読解力、リスニング力も同時に着く一石二鳥以上の効果を誇る総合的な単語帳なのだ。
この記事では、英語の総合力を鍛えることが可能な単語帳・速読英単語について、その良い点を紹介しながら、実際に速読英単語を使って学習するときにはどうやればいいか、どうやったら効果的に総合的な英語力をつけられるのかを解説していく。
この記事を読んで、速読英単語で単語力、読解力、リスニング力など総合的な英語力を効率よく身につけていこう。
速読英単語について
速読英単語は、z会出版から出版されている単語帳シリーズで、シリーズには以下のものがある。
速読英単語 入門編
速読英単語 必修編
速読英単語 上級編
速読英熟語
それぞれ、レベルや掲載されているものの種類などはあるが、基本的な単語帳としての構造は変わらない。
まず、どの本を選べばよいか、というところからみていこう。
速読英単語、どれを選べばいい?
速読英単語は、レベル別に分けられている入門編・必修編・上級編の3つと熟語版の計4種類がある。
まずレベル別の3つのものから見ていくと、次のようになっている。
入門編:高校1年生~、日常会話・センター試験用
必修編:高校2・3年生、センター、中堅私立・国公立用
上級編:高校2年生後半~3年生、難関私立・国公立用
これらのようになっている。
基本的に初めて英単語を勉強する人には必修編をオススメしている
というのも、必修編があまりにも簡単な場合は上級編から始めるのもいいが、必修編と上級編にはレベルの差がかなりあり、最初から上級編をやるのはあまりお勧めしない。
書店で一度中身を見てからの購入をオススメする。
次に熟語版の速読英熟語のほうだが、こちらは他の単語帳が一通り終わったという人にぜひおすすめしたい。
英熟語は英文を読むうえで非常に重要なので、読解力をさらに上げたいときにぴったりだ。
以上のように、速読英単語は同じシリーズでも本によって特徴がある。
自分に合っていると思えるもの、自分が今必要だと思っている能力を伸ばしてくれるものをしっかり見極めて使おう。
速読英単語の強み
速読英単語がなぜ多くの人に勧められているか、それは長文を読みながら英単語を覚えられるという構造にある。
速読英単語には、まず英長文が掲載されており、その次にその英長文に含まれていた英単語が羅列されているという形になっている。
このスタイルが英語学習にどのように便利かというと、実際に英語の長文に出てきた英単語であるため、英単語の意味のイメージがはっきり覚えられるという点にある。
選ばれている長文も、受験対策を長年してきているz会が選んでいる長文でありクオリティが高いものが選ばれている。
また、英文はジャンル別に選ばれているので自分の苦手なジャンルがあればその部分を重点的に学習することができる。
長文を読んで単語力を覚えるというこのシステムでは、ただ単に単語力を上げるだけではなく、同時に読解力を上げることもできる。
さらにより総合的な学習をするためには、別売り(付属版もあり)のCDを使うとよい。
CDを利用することでリスニング力も上げることが可能になり、より総合的な英語の力を身につけることができる。
このように、速読英単語にはただ単に単語が書いてあるだけの単語帳とは違う、様々な強みがあるのだ。
速読英単語の使い方
ここまで速読英単語の強みを紹介してきたが、実際に速読英単語で学習する時にはどのような点に注意すればよいのだろうか?
ここからは、英語の総合力を上げるための速読英単語の使い方を解説していく。
まずは文章を読んでみる
速読英単語を始めるときには、まず文章を読んでみよう。
最初はわからない単語があったら和訳で調べてもよい。
速読英単語の長文は200words程度とかなり読みやすい分量になっているので、電車に乗っているときや休み時間などのちょっとした隙間時間にも読むことが可能だ。
また英文を読むときにはある程度のスピードで読むことを心がけよう。
実際に問題を解くときに重要なスピードを得るためにも速読英単語の長文は有用な教材だ。
読解力にはスピードも大事なポイントなので、その力も身につけられるような学習をしよう。
単語を確認
長文を読んでみたら次は単語を確認する番だ。
赤シートを使って単語の意味を一つ一つ確認していこう。
単語を確認するときに重要なのは、先ほど読んだ長文の中でどういう場面で出てきた単語かをしっかり思い出しながら学習することだ。
せっかく長文がついているのだから、少しでも頭に残りやすい形で学習していこう。
長文の中でどのような使われ方をしているか覚えれば、その単語が出てきたときに長文の内容からその単語の意味を思い出すことができるようになり、より単語の意味を覚えやすくなる。
ただ覚えるだけでなく、実際に試験に出てきたときでも使える知識としての単語力を身につけられるような学習をしよう。
単語テスト
単語を確認したら、次はその単語の意味を本当に覚えているかテストしてみよう。
友達と出し合うなどの方法を使えば、単語学習へのモチベーションにつながることと思う。
テストをして自分がわからなかった単語についてはもう一度しっかり確認するべきだ。
単語を確認したらテストをするのは、実際に問題を解くために非常に重要なので他の単語帳を使っているときでも必ずやってほしい。
CDを使って見直し
単語テストが終わったら、もう一度文章に戻って、今度はリスニング力も挙げられるように学習していこう。
CDを使いながら、CDと一緒にそれぞれの長文を音読すると非常に効果的なトレーニングになる。
最初は発音で躓くこともあるかもしれないが、慣れてきたらすらすら読めるようになるだろう。
また、CDと一緒に読むのが簡単になってきたら、CDの音声のみを頼りに、本文を目で追わずに音読するという方法もある。
いずれにせよ、CDを使った見直しは単語力、読解力、リスニング力、発音力という英語の様々な力を一度に身につけることができるので、かなりおすすめだ。
まとめ
速読英単語の強み、そして速読英単語を使って英語の様々な力をアップする方法を紹介した。
実際の英語の問題を解くときには、ただ一つの力だけではなく、総合的な英語の力が必要不可欠だ。
そして、総合力が一気に習得できるのがこの速読英単語なのだ。
今回紹介した速読英単語の使用法を実践して、より総合的な英語力を身につけよう!
また、当サイトでは、速単以外にも様々な英単語帳について解説している。
合わせて見ておいて欲しい。
そのほかの参考書について知りたい人は以下のページを見ておこう。