システム英単語。
ターゲットやDuo、センター1800と並ぶ知名度の単語帳だ。
受験を控えた高校生ならば、耳にしたことのない人間はいないといっても過言ではない。
システム英単語は、実はかなり効率良く単語の知識を身につけることができると定評がある。
では、その魅力とは一体どのようなものなのであろうか。
また、英語力を最大限に伸ばすシス単の活用法とはどのようなものなのであろうか。
今回は、システム英単語を使用することのメリットとシステム英単語の使用方法について徹底解説していきたい。
この記事を読んだ翌日からシステム英単語を使用してみてほしい。
そうすれば、数ヶ月後には英単語の知識という面では早慶上智といった難関私大や、難関国公立大の二次試験にも匹敵するものとなる。
システム英単語を使用するメリット
本屋に赴いてみても似たような単語帳ばかりでどれを選べばいいのかわからないという高校生は多い。
システム英単語は、他の参考書とくらべてどの面が優れているのだろうか。
ここでは、システム英単語を使用することのメリットを二つに分けて紹介する。
洗練された単語が難易度順に凝縮されている
システム英単語に収録される単語は実に2000語を超える。
気の遠くなるような数字ではあるが、これらの単語は大量の過去問研究を経た著者たちによって選び抜かれたものなのである。
また、シス単は全部で5章の構成となっており、多義語が収録された五章以外は難易度順になっている。
1章は高校生ならば誰でも知っておくべき単語、そこから順に難易度が上がり、4章は難関国公立や早慶上智の入試レベルの単語となっている。
つまり、収録の順位で単語の重要度が一目瞭然で、おのずとどの単語が頻出であるかが頭に入ってくるのである。
頭がそのように整理された状態でいると、知識が飽和してしまいそうな時に重要度の低いものから取捨選択することができるようになる。
また自分の目指す大学のレベルに応じてどこまで単語を覚えるかも自由である。
このように自分の目標から逆算してうまく使用することができればこれ以上ないほどに好条件の参考書なのだ。
例文が覚えやすい
システム英単語には、単語につき例文が用意されている。
それらの例文が他の参考書とは比べものにならないくらい覚えやすく洗練されたものなのだ。
従来の参考書では大体10単語以上で関係代名詞や多量の修飾語を含んだ例文が用意されている。
こちらも意味があり、例文を複雑にすることで単語のみでなく様々な構文や文法の知識を身につくようにさせようとしているのである。
シス単はというと、その単語が使用されている非常に単純なフレーズが収録されているので3~5単語であることが多い。
もちろん単語帳を利用して構文や文法の知識も身に付けたいのか単語をとにかく早く覚えてしまいたいかによって選ぶ参考書は変わってくることだろうが、「単語」帳という観点においてはシス単が群を抜いている。
システム英単語の使用方法
ここまでシス単を使用することのメリットについて述べてきた。
では、このように魅力たっぷりのシス単をどのように使用していけば最大限の効果が得られるのであろうか。
ここではシステム英単語の正しい使用方法を3ステップに分けて紹介していく。
完璧にする範囲を決める
これまで、シス単は難易度順に並べられているということを説明してきた。
では、志望校のレベルによってシス単をどこまで暗記するかやどの範囲に重きを置いて学習すべきかが変わってくるということがわかったはずだ。
そこで、まずはシス単を利用した学習計画を立てるようにしよう。
目安としては、
センター試験レベルの英単語力を身に付けたい人・・・1,2,5章
MARCH、国公立大学レベルの英単語力を身に付けたい人・・・1,2,3,5章
早慶上智、難関国公立大学レベルの英単語力を身に付けたい人・・・1,2,3,4,5章
を完璧にすることが良いと考えられる。
ただし、これはあくまで指標であり、志望大学によって入試で出題される英単語の重要度は異なるため、学校の先生や塾のチューターなどと相談しながら計画を立てると良い。
CDを聞いて一通り覚える
さて、シス単にはCDが存在する。
単語は書いて覚えるものだと思っている人が多いだろうが、実は暗記のメカニズムには耳から入ってくる情報が大きく関わっている。
耳に残った言葉というのは長く記憶に残り、忘れにくいのだ。
それだけでなく、聞いて暗記をすれば発音問題への対策にもなる。
CDを有効に使いながらまずは自分の覚えたい範囲にざっと目を通していく。
そうすることで最初の一周にかかる時間が大幅に短縮されると同時に、一度で覚えられる量が多くなるため二週以降も楽になるのだ。
とにかく反復する
ある程度の単語が頭に入れば、あとは繰り返し学習するのみである。
二週目で単語を見た時に意味が思い浮かばなかった単語には付箋かマーカーで印をつけるようにしよう。
三週目までは同様のやり方で反復をし、四周目以降は時間や効率を優先したいならマークのある単語のみ見ていけばよい。
何周もすることによってどんどんわかる単語は増えていくので一回転するのに時間がかからなくなってくるのだ。
こうして学習効率を大幅にあげていこう。
まとめ
ここまでシステム英単語の長所と使用方法について説明を行った。
いかがだっただろうか。
他の参考書と比べても、システム英単語には秀でた魅力とメリットがあり、受験生には自信を持ってお勧めしたい一冊だ。
ぜひシステム英単語を利用して、単語力を爆上げしよう。