センター地理、それは文系科目でありながら、理系も大部分が受験するという珍しい教科だ。

しかし、それ故に理系にとっては苦手科目になりやすい教科でもある。

また文系でも、どう勉強すればいいか・どう問題を解いていけばいいかわからなくなり、気が付けば苦手科目に・・・・ということも往々にしてある。

そんな時に頼りになるのは、センターのほかの科目と同様、過去問だ。

センター試験は同じ傾向で出題されることが多いから、どの科目であっても過去問をやってみることが重要なポイントになる。

この記事では、そんなセンター過去問の使い方、またいつごろから始めればいいのか?というような受験生の疑問にも答えていく。

この記事を読んで、センター地理の過去問を使いこなし、成績アップにつなげよう

センター過去問の傾向

さて、センター過去問について解説していくわけだが、いきなり過去問の解き方などを話しても意味がない。

過去問を演習する意味として、出題形式が似ていることが挙げられる、というのは先ほど書いた通りだ。

そうならば、その出題形式についてより理解を深めることが、センター試験そのものの理解を深めることにもつながり、勉強効率アップにもつながっていくだろう。

ここからは、そんなセンター過去問の出題形式について解説していく。

 センター試験地理はジャンル別に分かれて出題!

センター試験の地理は、毎年いくつかのジャンルに分かれて出題される。

そのジャンルは年によって様々だが、大体参考書によるジャンル分けと同じと考えていいだろう。

ただし、

  • 地形
  • 地形図問題
  • 地誌

辺りは定番問題で、ほとんどの年で出題されている。

注意しておきたいのが、地誌でどの地域が出題されるかはランダムだ。

他のジャンルについてはランダムに出題されるため、まんべんなく勉強しておく必要がある。

まずは、より重要度の高い上の3ジャンルについてみていきたい。

地形問題は意外と地図が重要!

地形問題では、プレートや緯度など地理の基本的な知識が問われる。

知識問題だからと言って、ただ単語の意味を暗記するだけではいけないのがセンター地理の難しいところだ。

例えばプレートの問題では、そのプレートが地図上のどの位置にあるのか?というようなことも確認しながら勉強を進める必要がある。

過去問以外にも自分の地図帳を買って、いろいろ書き込みながら勉強するといいだろう(これについては後でまた説明する)。

このように安易な暗記では太刀打ちできない問題があるところは、センター地理の特徴と言える。

地形図問題は慣れが重要!

続いて地形図問題では、実際に写真が使われているなど、多くのパターンの問題がある。

地形図問題は独特の問題が多いから、慣れるまでには時間が必要だろう。

しかし、地形図問題は特別な知識をほとんど利用しない問題でもある。

そのため、問題演習でいかに問題の形式になれることができるか、がカギとなる。

地誌問題は分野を狙い撃ち!

次にセンター地誌については、直近に出題された地域は出題される可能性が低い、というのは覚えておいてほしい。

そもそも地誌問題とは、地理の他の問題とは異なりある特定の地域だけを詳しく見ていく問題のことだ。

そのほかのポイントについては、当サイトに地誌についての記事があるのでそちらを参照してほしい。

苦手克服で9割達成!センター地理・地誌の勉強法を解説する

農業・工業・貿易・都市など、その他の分野は復習が大事

次に、その他の分野についてだが、これらも単なる文章題ではなく、データを用いた問題が多い。

しかしここでは、単にデータを読み取る能力だけでなく、ある程度の基礎知識が求められているケースがほとんどだ。

単なる問題演習だけでなく、ある程度参考書を使って知識を増やしておく必要があるだろう。

センター過去問におすすめの参考書

ここまで、センター試験過去問についてその問題傾向を簡単に解説してきた。

傾向が分かったところで、次はそれについてどのように対策していくかを考えていこう。

とはいっても単に過去問を解いていくだけでは効率が悪い。

過去問の問題傾向を解説しているときにも、いろいろな参考書を使おう、というのを書いたはずだ。

ここでは、センター地理の過去問をやるときに合わせて使いたいオススメの参考書を紹介していきたい。

また、それらの参考書をどのように使えばいいかについても解説していく。

ここで紹介する参考書を使って、より効率のいい勉強を目指そう。

地理の勉強をするなら必須!?「新詳高等地図」

まず、必ず一人一冊は持っていてほしいのが、地図帳だ。

高校で地理をやっている人ならおそらく学校で配られているとは思うが、もし手元になければ必ず持っていてほしい。

一番オーソドックスなのが「新詳高等地図」(帝国書院)だと思うので、悩んだらこれを使うといい。

ただ、地図を高校でもらったり、買ったりしたはいいものの、実際にはどうやって使ったらいいんだろう?と思っている人も少なくないだろう。

結論から言うと、地図は「自分用の暗記ノート」として使おう。

地理を勉強するときに、しばしば「この地域のこの特徴を忘れていた・・・・」と思うことがある。

他の教科、例えば世界史ならその内容を時代ごとにまとめておけば自分の弱点をまとめた暗記ノートになるかもしれない。

しかし地理は、そうはいかない。

例えば「この町は工業が盛ん」というふうに覚えていたとしても、その町が地図上でどこに位置するのか覚えていなければ意味がないし、国はどこか、その周辺には何があるか、も覚えておきたいポイントだ。

ではどうすればいいのだろう?地図と地名をリンクさせるには、地図にそれを書き込んでしまうのが一番、というわけだ。

問題を解いていくうえで間違ってしまったら、地図にそれを書き込んでしまおう。

その方法については、センター試験の復習の項目で詳しく見ていく。

暗記をしっかりしたい人に!「センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本」

さて、次に紹介するのは暗記事項があまり覚えられない・・・・という人のためにおすすめしたい参考書だ。

「センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本」は、センター試験に必要な暗記事項を一通り抑えておける参考書だ。

基礎知識があいまいな人は一回これを読んでもいいし、ある程度身についている人はこの本を復習に使ってもいいだろう。

センター地理は暗記だけではないものの、勿論ただ単に問題演習を闇雲にするだけでも効果は得られない。

基礎知識と問題演習のちょうどいいバランスを自分で見つけ出そう。

センター過去問の演習方法

さて、いよいよセンター過去問の演習方法だ。

ここまでセンター地理についての傾向や参考書を見てきたが、実際にセンター過去問をやるときにも、効率のいいやり方がある。

効率のいい勉強法で勉強を行い、成績アップにつながるような勉強をしていこう。

センター過去問はいつ頃からやるか?

センター試験は、二次試験の勉強もしながら対策していかないといけないから、始めるのが早ければいいかと言われるとそうでもない。

具体的には、12月中旬~年末までに5年~10年ほど、年明け~本番までに10年~15年ほどをこなし、合計15~25年分は演習を行うべきだ。

センター試験は慣れの部分もかなり多いため、問題演習の重要度はかなり高い。

あらかじめ予定を立てておいて、本番に間に合わないことのないようにしよう。

まずは解いてみよう

センター試験過去問のやり方、とはいってもまずは解いてみるしかない。

ただしこの時注意してほしいのは、時間を気にすることを忘れない、ということだ。

センター試験は時間との戦いだ。

どんなに知識があっても、時間内に解き終わることができなければ意味がない。

時間を意識して、必ず時間内に終わるように意識しながら問題を解いていこう。

解答を見るときは、「なぜ間違ったのか?」をチェック

問題を解いたら、次は答え合わせだ。

このときに重要なのは、単に間違っていた・あっていたを確認するだけではなく、間違った問題に対して「何がわからなくて間違えたのか?」また、あっている問題についても「自分が考えていた理由が解答の理由か?」をチェックすることだ。

センター試験は選択式問題だ。そのため、時になぜそれが正解なのかわからないまま正解してしまう場合がある。

本番ならそれでもいいが、せっかく過去問を演習しているのにそれで終わらせてしまっては何の意味もない。

だから、問題を解いていくにあたって、自分の解答の理由、「なぜこの解答を選ぶのか?」というのをしっかり考えておくのが大事だ。

間違えたところは、地図への書き込み・暗記ノートで対応!

さて、過去問を解いて、解答も見たら、次は復習のための準備をしよう。

まず、地図や地名に関することは、実際に地図帳に書き込んでおくといいだろう。

例えば、「イタリア北部では工業が盛ん」ということを忘れていた場合は、イタリアで工業が盛んな都市、ミラノ・トリノ・ジェノバについて蛍光ペンを引いて確認しつつ、その部分に付箋で「工業」と書いておくと思い出しやすい。

地図に書き込めないようなポイントは、別に暗記ノートを作り、それに書いておくとわかりやすい。

いずれにせよ、後で見返してみたときに自分が「なぜ」間違えたのかがわかるようにしておこう。

地図帳・暗記ノートはこまめに確認で間違いゼロに近づく!

ここまで、過去問演習を行い、自分が間違えた理由を見つけることで、自分がどんなところをわかっていないか、ということに気づけた。

次は、自分がわかっていないところをなくすための勉強をしよう。

ここまでの勉強で作った地図帳・暗記ノートは、各演習の度に一度は見ておきたい。

そうすることで、同じポイントで躓くことがなくなり、より効率的な勉強へとつながる。

自分の弱点を少しでも減らすような勉強を心がけよう。

まとめ

センター試験過去問の傾向やオススメ参考書、実際に演習するときの方法について解説した。

センター試験地理は、単なる暗記だけでなく、地図も使った整理と対策が必要となる教科だ。

大変に思えるかもしれないが、その分他の受験生と差をつけることも可能な教科なので、ぜひ勉強してほしい。

この記事で紹介した勉強法を使って、成績アップを目指そう!

 

また、センター試験は総合点で勝負する。

他の科目のセンター試験の勉強法は以下のページを確認して欲しい。

センター試験 対策法