センター地理といえば、文系のみならず理系であっても多くの人が受験する科目であり、センター高得点を目指す人であれば押さえておきたいポイントの一つだ。

そんなセンター地理の中で、多くの人が苦手になりがちな分野がある。

それが、地誌だ。

地誌はほかの地理の問題と比べて何を問われているかがわかりづらかったり、参考書をしっかり見ておいたはずなのに初めて聞くような知識が問われたりと、苦手になるようなポイントが多い。

地理をある程度勉強している人でも、「地誌は勉強法がよくわからないから・・・」と敬遠してしまい、なかなか成績が伸び悩んでいる人もいるのではないだろうか?

しかし、逆に考えてみてほしい。

その分野を苦手な人が多いということは、その分野を攻略することで周りの人と大きく差がつけられるということでもあるのだ。

今回はそんなセンター地誌について、勉強法や傾向を解説していく。

センター地理の勉強法をしっかり押さえて、センターで高得点を目指そう。

センター地誌の傾向

ここでは、まずセンター試験の地理における地誌の傾向を解説していこうと思う。

この賞をしっかり読んで敵をよく知ろう!

そもそも、地誌とは?

まず、地誌とはなんだろう?

地理において、多くの参考書や教科書は、「地域」ではなく、「系統」によって分けた書かれ方をしている。

例えば、「工業」や「農業」のような分け方で書かれている場合は、書いてある内容は一つの地域ではなく、さまざまな地域にまたがって一つの内容が書かれている。

これは「系統地理」という分け方で、この名前はもしかしたら聞いたことがあるかもしれない。

このように、やっていることの種類によって分けられている地理の内容を、今度はそれぞれの地域に分けたものが「地誌」である、という考え方がある。

名前は違っても、分類法が違うだけで中身は基本的に同じだから、内容には多く重複しているところがある。

そのため、あまり身構えすぎずにほかの問題と同じように解いていくことが重要だ。

ただし、地誌では宗教や生活文化について触れられることが多く、これらについては系統地理の知識だけを学んでいても太刀打ちできないということは頭に入れておこう。

世界地誌と比較地誌

ここまで地誌そのものについてみてきた。

ところで、センター地誌と一口に言っても、その内容は大きく二つに分けられる。

世界地誌比較地誌だ。

世界地誌は各地域の特徴について問われる問題で、生活文化やその地域の地形的特徴について問われる。

これに対して比較地誌は、一つの地域だけでなく、複数地域を比較した問題が多くなっており、ここ二年ほどセンター試験で出題されている問題形式だ。

2017年では、インドと南アフリカ共和国を比較する問題が出題された。

ただし、基本的には比較地誌について特別に勉強する必要があるというよりもそれぞれの地域の地誌についての知識を組み合わせるという解き方をすればよい。

地誌の問題はほかの地理の問題と比べても特殊なところが多いが、落ち着いて解けばその問われている内容は系統地理でも問われている、勉強したことがある内容がほとんどのはずだ。

あわてず、落ち着いて問題を解いていくことを意識しよう。

センター地誌の勉強法

センター地誌について、その特徴や出題傾向を見てきた。

センター地誌はほとんどが系統地理でも問われている問題であり、変に身構えずに問題を解いていくことこそが重要だ。

しかし、事前の準備は地誌にとって必須だ。

なぜなら、地誌でしかとわれない知識、および出題形式というものがあるからだ。

ここでは、センター地誌について、具体的にどのような方法で勉強を行っていけばいいかを解説していく。
ここで解説する勉強法を使って、さらなる成績アップにつなげてほしい。

基本は過去問演習

さて、とはいっても基本は他のセンター地理の問題と同じく、過去問演習を行っていく。

過去問演習については、当サイトの別記事で詳しく解説しているので、そちらを参照してほしい。

東大生直伝!9割を目指すセンター地理過去問勉強法を徹底解説
過去問演習は地誌だけでなく地理全体として必須の勉強法なので、上の記事を参考にしっかり取り組もう。

白地図を使うことでさらなる理解に!

地誌の過去問演習で特に気を付けたいのが必ず白地図による復習を行うところだ。

地誌はそれぞれの分野の中でもかなり地図を用いた問題が多い分野であり、そのため問題を復習していくときにも白地図を使いながら、自分が間違えてしまったポイント、また自分が重要だと感じたところを整理することで復習の効率がかなり上がる。

また試験の復習以外にも、自分が苦手だなと思う分野があれば、その分野について白地図で理解することが比較地誌で高得点を取ることにもつながる。

なぜなら、比較地誌はただ無機質に二つの地域を並べているのではなく、ある程度特徴が似通った二つの地域を挙げていることが多いからだ。

特に、世界地図の白地図ではなく国・地域の白地図を使うことでよりまとめやすくなるだろう。

例えば「季節風の影響を受けやすい地域」について、夏・冬で季節風の影響をどのように受けるかを白地図にまとめてみることで、格段にその分野について理解できるようになる。

これは、センター比較地誌で高得点を目指すだけでなく、二次試験でも使うことのできる勉強法なので、ぜひ覚えておきたい。

おすすめ参考書

さて、以上のように過去問演習についてみてきたが、地誌がどうしても苦手で、重点的に対策をしたい、ということもあるだろう。

そんな人のために、おすすめできる参考書をまとめておいた。

過去問演習だけでは物足りない人は、ここで紹介する参考書を使ってさらなる成績アップを目指してほしい。

「村瀬の地理Bをはじめからていねいに 地誌編」は、東進の人気講師によって書かれた参考書で、高い評価を得ている。

カラーの地図・資料に加えてわかりやすいレイアウトが採用されており、地誌用の参考書で迷ったらまず考えてほしい一冊だ。

まず一回読んでみて、それから必要に応じて自分の苦手範囲を復習していくとよい。

次に、「地図と地名による地理攻略」は、名門河合塾から出ている参考書だ。

これは地図帳に受験で使える重要情報などが掲載された、いわば「受験特化型地図帳」で、特に地図を使った問題が苦手な人にぜひおすすめしておきたい一冊だ。

白地図を使った復習と並行してこの本を使うことによって、より地図上での地理的知識の理解が深まる。

ただし注意しておきたいのが、残念なことに改訂が2007年とやや古く、最新の情報とはいいがたい。

一般的な地図帳と併用して、適宜情報を確認しながら使用していくのがよいだろう。

まとめ

センター地誌について、その傾向や勉強方法について解説した。

センター地誌は苦手になりやすい分野だが、その分得意分野にすることでほかの受験生と差をつけられる分野でもある。

今回紹介した勉強法・参考書を活用して、センターで高得点を目指そう!