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数学の力を伸ばす!大学への数学を使って成績を伸ばす方法を解説する

数学の勉強法は、人によって様々なものがある。

いきなり大量の問題集もやるのも一つの方法だし、逆に解説をじっくり読んでから問題にとりかかるのも一つの方法だ。

しかし、時には「どれくらいの範囲を、どれだけやればいいのかわからない」「決められた分野を、毎月コツコツ勉強していきたい」という人もいるだろう。

そんな時に、ぜひ使ってほしい参考書がある。

それが、大学への数学だ。

この記事では、大学への数学の内容の紹介、また大学への数学をどのように使うかという勉強法を解説していく。

数学の力をつけ、成績アップにつなげていこう。

目次

大学への数学の特徴

大学への数学は、東京出版から発行されている大学を受験する人のための月刊数学雑誌だ。

公式HPには、次のように書かれている。

創刊以来60余年の歴史を誇る月刊「大学への数学」(通称:大数)は、高校数学を常に高い視点から捉え、個々の問題の縦横の関連性を自然な発想で解き明かし、読者をより高いレベルへ導くことをメインテーマとしています。

このように謳っているだけのことはあり、高い評判と実績を誇っている。

そんな大学への数学だが、ではどのようなところが評判の原因となっているのだろうか。

その特徴についてみていこう。

月刊雑誌で一つ一つの単元を効果的に勉強

何よりも大学への数学の特徴は、月刊雑誌であるというところにある。

月刊雑誌であることのメリットの一つには、一つ一つの単元を集中して行えるという点がある。

大学への数学では、毎月一つの単元についてその解説から始まり、問題が収録されている。

これにより、使用する人も毎月一つずつの単元に集中して勉強を行えるというわけだ。

豊富な内容

大学への数学の特徴として、豊富な内容という点もあげられる。

他の参考書が一冊に複数の単元が入っているのに比べて、大学への数学は一冊に一つの単元しか入っていないから、その分量は必然的に多くなる。

実際、その問題量は

  • 1日1題
  • 演習
  • 学力コンテスト

というふうになっており、基本的な分量としては十分すぎるほどだ。

ただし、ここで注意したいのは自分の手が出せる分量を超えてしまうほどの量には取り組まない方がよいということだ。

自分の能力・志望校に合わせた問題の取捨選択を行わないと、あまりの問題量の多さに全部をこなすことができなくなってしまうかもしれない。

この辺りは自分の目で見て適性を見極めることが重要となるだろう。

月ごとに変わる特集

また、大学への数学の特徴は単元ごとの問題集、というだけにとどまらない。

大学への数学には、前述の一つの単元に加えて、その月に応じた特集が組まれている。

例えば、難関校の最新の入試問題であったり、これまでの入試問題の傾向の把握であったりの特集が組まれていることも多く、単元の学習だけでは満足しない人や、大学入試へのビジョンがいまいち見えてこない人にもオススメできる内容となっている。

このように、大学への数学は単なる数学雑誌というだけにとどまらず、大学入試を控えたすべての人にお勧めできる内容と言えるだろう。

大学への数学の使い方

ここまで、大学への数学の特徴を見てきた。

大学への数学は月刊雑誌であるという特徴から、豊富な内容が売りの雑誌だ。

しかし、上でも書いたがその内容が豊富すぎてしばしば 問題がやりきれなくなるという状況が起こりうるだろう。

ここでは、大学への数学を無理なく効果的につかえるような使用法を解説して行く。

正しく大学への数学を利用して、成績アップにつなげよう。

単元ごとの学習をしたい人

基礎的な面もまだよくわかっておらず、数学を基礎からやっていきたい人は、大学への数学の毎月の単元ごとの章を使って学習しよう。

また、一応授業ではやったものの、あまり得意ではない分野をやるときも、下の勉強法で一度しっかりおさらいしてみるとよい。

この場合は、次のように学習してほしい。

  1. 解説を軽く読んでみる
  2. 演習問題で実際に問題でその単元がどのように出てくるか確認
  3. (演習問題でわからないところがあれば)もう一度解説に戻ってみる
  4. 1日1題で多くの問題に触れてみる(わからないところはその都度解説へ

ここで気をつけたいのは、解説に戻ることを面倒くさがらないことだ。

数学は得意科目にすればどんどん先へ進むことができる心強い教科だが、先に進むことを意識しすぎて小さな見落としがあることも少なくない。

実際の試験で確実に得点するためにも、一つ一つの内容を確かめながら学習していこう。

また、時間が足りない!などとなった場合は1日1題は必ずしもやる必要はない

受験生の時間は限られているから、自分がつかえる時間で勉強するよう意識しよう。

教科書レベルの問題を一通りやり終わってしまった人

教科書程度の解説は読み終えた人、あるいは上述のやり方では簡単すぎて満足できなくなった人は、特集を使って勉強していこう。

特集では、前年度の入試問題などが特集されている。

何の問題でも、大学への数学独自の詳しい解説がついているので、特に基礎的な部分から大学への数学で学習してきた人は取り組みやすい。

まだ物足りない人は

さて、特集を使ってもまだ物足りない人のためには、学力コンテストというものがある。

大学への数学の学力コンテストは、東京出版が独自にパッと解けるものでなく、じっくり考えることを前提に作ったオリジナル問題を解く、という内容だ。

有料になるが、送付すると添削をしてもらうことも可能で自分の力を試すいい機会となるだろう。

ただ、一般的な大学の入試問題以上の能力が求められるときもあるので 、高校での数学に満足できなくなった場合に限って使ってほしい。

まとめ

以上では、大学への数学について、内容と使い方についてまとめた。

大学への数学は、月刊雑誌として、また数学雑誌として長年やってきたことからも、多くの魅力を持っている雑誌だ。

一方で、自分に適した使用法を見極めないと、オーバーワークになってしまうこともある。

なので、この記事で紹介した使用法を使って、効率よく勉強をして成績アップに繋げていってほしい

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