英語の勉強といえば、リーディング、スピーキング、ライティング、そしてリスニング。
そして、この4つの中で大学受験に特に必要となってくるのは、リーディングとリスニングである。
しかし学校の授業や自学習で勉強するのはほとんどがリーディングではないだろうか。
リスニングもやらないと…
もう少し本番に近づいたらやろう…
でもリスニングってどうやって勉強したらいいんだろう…
こんなことを考えている受験生にオススメしたいのが、スマホアプリPodcastsだ。
このアプリは、なんと無料でリスニングの対策ができる。
ここでは無料でできる英語リスニング対策アプリPodcastsについてとその活用法を紹介する。
この記事を読んで実践すれば、知らない間に生きた英語が身に付いているに違いない!
Podcastsについて
まずは、この記事で紹介するPodcastsについて説明する。
便利なアプリなのに、意外とこのアプリの存在を知らない人が多い。
そもそもPodcastsってなに!?
Podcastsとは、インターネット上で更新されるサウンドデータ(音源)を簡単にダウンロードできる仕組みのこと。
ちなみにiPhoneのiOS8以降は、Podcastsが標準搭載として初めから入っている。
紫色のアイコンに見覚えがある人も多いのではないだろうか。
もちろんそれ以前のiPhoneやAndroidもアプリを取得して使うことができる。
Podcastsでサウンドデータを入れる
まず、アプリを開けたら「ランキング」のところを見てほしい。
ニュース、語学、有名人のラジオ、歴史などサウンドデータの種類は多岐にわたる。
好きなサウンドデータを選んだら、「講読」のボタンを押す。
これはアプリを取得するときと同じ要領でやればよい。
すると、自分でいちいちダウンロードしなくても、更新されたデータが入ってくるようになる。
大半が無料で聞けるが、中には有料のものもあるので注意しよう。
サウンドデータを聞く
画面下の「マイPodcasts」をタップすると、自分がダウンロードした音源を見ることができる。
次に、その中で聞きたいエピソードをタップすると、音源が流れ出す。
Podcasts再生時にぜひ活用してほしいのは、再生速度の変更である。
0.5倍速、ナチュラルスピード、1.5倍速、2倍速の4段階で聞くことができる。
Podcastsで伸ばすリスニング力
Podcastsはこれだけの機能があるにも関わらず、なんとタダ!!!
しかも携帯で聞けるから、空き時間に気軽にきける。
ここでは、Podcastsをリスニングに活かす方法を紹介しよう。
生きた英語を聞くならこれ!
まず、リスニングを強化したい受験生におすすめしたいサウンドデータがある。
それが「English as a Second Language (ESL) Podcast」である。
(https://www.eslpod.com/website/)
つまり、英語が母国語でない人のための英語ということ。
1位 ESL (English as a Second Language) Podcast (ESL ポッドキャスト)
当サイトでもご紹介させていただいている、とても有名な英語学習者のためのポッドキャストです。全くわからないような難しい英語をひたすら聞くよりも、理解できるレベルの英語を聞くほうが効果的という考えのもとに作られています。内容が濃く、アメリカの文化や風習などもわかり、英語上級者が聞いても面白いと思います。(http://friends-esl.com/podcast/english-podcast-ranking.php)
上記のサイトの様に数多くの英語関連サイトで絶賛されている。
ESLってなに!?
ESLは月曜日・水曜日・金曜日の週3回1話ずつ公開される。
月曜日と水曜日はEnglish Podcast。
15分〜20分の通常プログラムで、様々なトピックについて会話が繰り広げられる。
ESLがリスニングの勉強に適しているのは、その構成である。
まずは、その日のダイアログがゆっくり話される。
次に、難しい単語やイディオムの説明を加えながら、1センテンスずつの解説を聞く。
これももちろん英語だ。
最後に、もう一度同じダイアログをナチュラルなスピードで聞く。
これによりネイティブの英語がだんだんと聞き取れるようになるのだ。
金曜日はEnglish Cafe。
約30分のプログラムで、1つのトピックについて同じスピードで話される。
こちらは会話ではなく、イメージとしては授業のようなものだ。
授業といっても堅苦しい話題ではなく、音楽やスポーツなどなじみのある話題が多いので安心してほしい。
ESLを使ったリスニング対策
Podcastsの特長はいつでもどこでも聞けること。
リスニングの教材のようにCDをセットする必要もなければ、机に向かう必要もない。
つまり、空いた時間に好きな分だけ聞けばいいのだ。
好きな音楽を聞くように、ESLを流しておくだけでももちろん効果的だ。
日常的に英語の発音、イントネーションやアクセントに触れることで、自分でも知らない間に英語脳が作られる。
余裕があるときは、話される英語の意味を理解してみよう。
特にEnglish Podcastでは解説も合わせて、同じプログラムが3回話される。
ESLを使うと、英語を英語のまま理解できるようになる。
リスニングの問題を解くとき、聞こえた英語を頭の中で日本語に訳している時間はない。
だから、英語を英語のまま理解し、問題を解く必要がある。
受験リスニングのポイントは、すべての英語を聞き取ろうとしないこと。
問題の答えを導き出すためにしなければいけないことは、すべての単語を正確に聞き取ることではなく、話の内容を理解することである。
我我も日本語で会話するときも、文章のすべてを聞き取っているわけではない。
ESLでは3回再生される中で、話の内容を理解していけば良い。
もし難しいと思ったら、速度を0.5倍速に。
逆に簡単すぎると思ったら、速度を1.5倍速、2倍速にする。
さらに、家の中や通学中で声を出せる環境にいるのなら、再生される英語を真似して発音してみるとよい。
発音できる速さの英語は聞き取ることができるはずだ。
まとめ
以上が無料でリスニング対策ができるスマホアプリPodcastsのリスニング活用法である。
Podcastsは始めるのに手間も時間もお金もかからない。
今すぐ、いつものリスニングの勉強にプラスアルファで付け加えてみるのはどうだろうか。
また、ESLの他にもたくさんの英語教材があるので、自分に合うものを見つけるのもいいだろう。
この記事に書いてあることを実践すれば、「英語を英語で理解する」ことができるようになる。
その力は、リスニングだけでなくリーディングにも役立つはずだ。
早めにリスニング対策をして、受験英語を乗り切ろう。