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大学受験はどの方法でする?推薦入試が就職に役立つ2つの理由

 

高校生の君たちは、必ず高校受験をする。

しかし、その時に、一般と推薦どちらで受験するのかという選択を迫られる人も多い

ほとんどの人が今まで一般入試を選択することが多かったが、最近になって推薦入試が急増している

実は、推薦入試は大学生活や就職などといった、入試が終わってからのことにも非常にメリットが大きいのだ

そこで今回は、推薦入試のメリットを大学卒業後の就職とリンクさせて紹介していきたい

 

推薦入試に興味がある人はもちろん、一般入試以外考えられない!と頑固に推薦を毛嫌いしている人も、この記事を読んで推薦入試の良さを知って欲しい

目次

推薦入試と一般入試の違い

 

そもそも推薦入試とはどんな入試なのか、を詳しく理解せずに一般受験の道に突き進もうとしている人も多いように見受けられる。

 

ここでは推薦と一般のそれぞれの特徴について触れつつ、その違いを明らかにしたい

違い① 学校の成績

高校での成績を重視するか否かは、一番の大きな違いであると言える。

 

推薦は高校時代にいかに学校の勉強に真面目に取り組んでいたかが評価の対象となる

これに対し、一般は高校3年間の成績は一切無視だ

試験本番の一発勝負で合否が決まるため、努力を評価してもらうことは不可能だ。

違い② 活動実績

高校時代に何をやってきたか、を評価の対象とする点でも、推薦は一般入試と大きく異なる。

 

いわば推薦入試とは、受験生を「1人の人間」として扱い、審査する受験だ。

点数のみで完璧に合否の線引きをする一般入試に比べると、多様な側面から評価してくれることが分かるだろう。

違い③ 人間性

ほとんどの推薦入試は、最終段階まで進んだ受験生全員と大学の職員が顔を合わせ、言葉を交わす機会が設けられる。

 

一般入試は、先程も述べた通り点数以外の項目は評価対象にならないため、受験生と面会する必要性もない。

 

一方で推薦入試が大切にするのは、受験生の人間性、つまり人間としての魅力である

彼らがどんなふうに人と対話をし、今何を考えているのかは重要な参考資料となるのだ。

 

このように、点数のみで受験生の運命が決まってしまう一般入試と違い、推薦入試では学生の様々な魅力を評価対象としてくれるのだ

 

それぞれの入試方法に合う人、合わない人はいるだろう。

しかし、あえて自分には向かないと思う入試方法にチャレンジしてみるのも人生においてはプラスになるのではないか。

推薦入試は就職の時にも役立つ!

⒈では主に推薦入試の特徴について確認した。

 

実は推薦入試の経験は、受験時に限らず、大学に入学してから「就活を始めよう」とした時にも君の大きな強みになるのだ

 

それはなぜかと言うと、推薦入試と就活で求められることは似ているからなのだ

 

上に記した通り、推薦入試では主に人間性や高校時代の実績などが評価の対象として重視される。

同じく企業の採用においても、書類で実績や資格などが問われ、さらに面接では学生の人間性に関する質問が多くされるのだ。

 

よって推薦入試を勝ち抜いてきた大学生たちは、就職においても間違いなく有利であると言える。

 

ここではなぜ就職をする際に推薦入試組が強いのか、類似点を詳しく説明していきたい。

類似点① 自己分析が大切

就活をするなかで、企業から投げかけれる問いには必ず以下のようなものが含まれる。

 

例えば、

 

  • あなたの長所は何ですか?
  • まず初めに自己紹介をお願いします
  • 今までで一番頑張ったことは何ですか?

 

といった内容だ。

 

これは推薦入試においても、面接で聞かれるだろうと予想される質問たちである。

そしてこれらの質問に十分な返答するために欠かせないのが、自己分析をすることなのである。

 

自分が他の受験生と差をつけられるのはどういった部分なのか?を探り、自らの強みとして絶対的な武器とする。

また、自分の今までの人生を振り返った上で今の自分のあり方を考える。

 

これらの作業は全て自己分析と呼ばれ、自分のアイデンティティを見つける上で重要な過程となるのだ。

 

高校生のうちからこの経験をしておけば、常に自分の長所と短所を冷静に分析する力が身につき、就活の時にも自然と自分の強みをアピールしていくことができるわけだ

類似点② コミュニケーション能力を高く評価する

就職試験において、何度も面接を行い学生の人間性をじっくり見ようとする企業は少なくない。

 

この面接において、例えばしどろもどろになったり、面接官の質問にストレートに答えられなかったりすれば、不採用を突きつけられる可能性は多いに高くなる

 

これは推薦入試においても同じことが言え、面接試験においては、面接官と円滑なコミュニケーションをとることも求められるのだ。

よって推薦入試を突破した学生は、どんな質問にも臨機応変に何かしらの答えを返す力が身についていると言える。

 

さらに笑顔や姿勢など、印象を良くするためのポイントも押えているため、就職で面接があった時にも対応の仕方をある程度心得ているのだ

 

このように、推薦入試と就職の採用試験には非常に類似点が多く、だからこそ推薦入試組は、他の学生よりも一歩リードした状態で就活を始めることができるのだ。

まとめ

以上が推薦入試の受験時、そして就活時のメリットである。

 

この記事を読んだ君は、推薦入試の良さを熟知したことだろう。

一般受験だけではリスクも多く、精神的にも厳しい面も少なからずあるため、ぜひ推薦入試を考えてみることをオススメする

 

受験の合否だけにとらわれず、その先の将来も見据え、自分の人生においてより良い方法を選択しよう

(celly 東京大学理科二類在学)

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