センター試験という言葉を高校生ならだれもが知っている。
これは、ほとんどの大学を受験するうえで必要になってくるマークテストだ。
しかし、ここをマークだからといって油断して対策を怠ったり、間違った対策をしてしまうと、間違いなく本番のセンターで大失敗を犯す。
そして、その特徴が最も顕著に表れるのが日本史だ。
逆に、正しい方法を知って早めにしっかりとした対策を打っておくと、センター試験で日本史で9割以上という夢のような点数を獲得することが可能なのだ。
ここでは、センター本番で絶対に失敗しない確固たる日本史の学力を身につけるための方法を伝授しよう。
是非皆さんもこの記事を読んで、センター日本史で9割以上獲得して、合格の可能性を高めていこう。
センターまでの勉強計画を立てよう
日本史の勉強を始めるにあたり、まず一番にするべきことは目標の設定である。
君はセンター試験で何点とることを必要とされているのか。
何点取れば志望校合格へのアドバンテージにできるのか。
明確に目標を立てよう。
そして、そこから逆算して勉強計画を立てよう。
満点を取りたい人は、高校2年までに通史(古代から現代まで叙述した歴史)の学習を終わらせ、高校3年では知識の定着とセンターと入試対策の演習のみをするべきだ。
8割を取りたい君は、通史の学習の完了の目安を夏休み前にしよう。
そしたら次に、目標の通史学習完了の時期までに確実に通史を学ぶにはどうすれば良いか考えよう。
塾や学校でとる講座を考えても良いし、自分で教科書を一日何ページ読み進めるかを考えてもよい。
自分のやりやすい方法で、どのようにしで学習を進めていけばよいのかを決めていこう。
日本史の通史を学習しよう
日本史を暗記するのは簡単ではない。
要所要所を切り取って、日本史の重要単語や人物名、年号などを呪文のように暗記していると、頭が痛くなってくることだろう。
しかし、大まかな流れをつかむという姿勢で挑んではどうか?
たしかに、流れを頭に入れるのもある程度の量は暗記せねばならない部分がある。
だが、時の流れの中で出来事の因果関係を掴み、興味を持って理解していく中で自然と通史を頭に入れるという方法が最も自分の負担にならずに楽しく学習を進めることができる。
小さな時代区分に頭を悩ますのではなく、全体を客観視してドラマでも見ているような感覚で教科書を読み進めていってはどうだろうか。
あるいは、通史は日本史のマンガを読むことでも十分に把握できる。
マンガは楽しみながら通史を学習をすることができる、とても有効な手段である。下記の記事を参考に、是非積極的に取り入れてみてほしい。
最強の日本史勉強法!東大生が大学受験で必勝できる覚え方を解説!
一通り通史をやったら、何度も何度も教科書や参考書を読み返して知識を定着させていこう。
どの時代にどういうことが起きた、じゃあ、この出来事が原因となって数年後にこの出来事が起きるな、というように、歴史上の出来事を順序づけて論理的に言えるようにしていこう。
通史が一通りわかるようになれば、あとはセンター試験の形式に慣れ、答えの選択の仕方をマスターすればセンターで満点を取ることは確実に視野に入ってくる。
センターの傾向をつかもう
4〜8個の選択肢のうちから一つ(または二つ)の正解を選んで、解答要旨にマークする。
ある意味このような形式を持つセンター試験は特殊なものである。
a,b,c,dのうちから正しい選択肢を二つ選ぶ、しかしaとbのうちどちらか一つは正解で、cとdのうちどちらか一つが正解だということがわかっている
このように、他の試験ではあまり見られない特徴があるのがセンター試験である。
このような日本史のセンター試験の特徴をつかむには、最終的に、センター試験形式の問題を解きまくるしか方法がないのだ。
では、模試をまず受けるのか、過去問を解きまくるのかどっちがよいのだろうか?
ここでは、得点率が上がりやすい演習方法をお教えしよう。
この章をしっかり読んで、正しいセンター対策を身に着けよう。
センター模試の受験
まず通史を抑えてからするべきことは、センター模試の受験である。
センター対策は全くできていない状態で良い。
むしろ、対策をしていない段階でセンターを何点程度取ることができるのか推し量るために受験することを勧める。
おそらく、どれほど隅々まで通史を理解できていたとしても、対策なしでセンター形式の問題を満点取ることはできないだろう。
なぜなら、君はまだ「センター試験的な思考」になっていないからだ。
先ほど述べたように、センター試験というのは特殊な試験である。
これを攻略するためには、独特の思考回路を身につけなければならないのだ。
前章で述べた通史の学習を終えた時点で、君の知識は土台がしっかりと固まっている。
その次の段階として、センター模試の結果をうけて、ここからどうセンター力を引き上げていくべきか考え、君の日本史学習計画の通史完了時点から先の計画を事細かに立てよう。
センター過去問の演習
通史完了から先は、演習あるのみである。
演習の材料は、過去問が最も良質で最適なものである。
もちろん量をこなしたいならば各予備校の執り行ったセンター模試の過去問を解いても良い。
なんどもなんどもセンター形式の問題を解き、採点し、解説を読み込み、復習をし、解き直すという作業を繰り返していくことで、君の脳はだんだんとセンター試験の形式になれていく。
そうすると自然とセンターの得点率がぐんぐん上がってくることだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
以上が、日本史センター試験での得点率を限りなく満点に近づける方法だ。
センターで高得点を取るには、まず土台として通史の知識をきっちり確立し、その後演習を繰り返して本番力をつけていくことが大切なのである。
古代から現代までの日本史の知識を頭に入れることは骨の折れる作業だろう。
しかし、その地道な学習こそが志望校合格に繋がっていると考えてみよう。
この学習法を実践是非、日本史で満点を取って合格をつかみ取ろう。
(celly 東京大学理科二類在学)