この記事を読んでいるということは、受験生諸君はもう入試のかなり直前になっていて、いわゆる「直前期」というものに突入している人が大半だろう。
では、直前にはどんな勉強をしていけばいいのだろうか？
こんな疑問は入試の直前になればなるほど頭の中で大きくなっていく受験生も少なくないだろう。
ここでは、そんな大半の受験生が直前期の頭を悩ませる「直前期の勉強法」についての3つのステップを解説していく。
直前期の勉強は合否に大きく作用するので、この3つのステップを踏んで確実に合格をつかみとろう。
やるべきことをあげよう。
直前期になってくれば来るほど、やるべきことというものが、だんだんと頭に浮かんでくるものである。
しかし、直前期になればなるほど、時間がないのにやることがたくさん思い浮かぶということは非常に不思議なことだ。
しかし、これは自分の勉強についてしっかりと頭を使って思考している証拠である。
つまり自分が本当の意味で勉強をしている証拠なのだ。
まずは、自分のやるべきことというものを順番に上げて書き出していこう。
無意味に見えるかもしれないがこれは非常に重要な作業である。
不案もあると思うが、できるだけ自分の必要なことを書き出そう。
優先順位を正しくつけよう。
これは、3つのステップの中で最も重要なステップである。
受験勉強というものは誰も無限な時間の中で行うわけではない。
必ず、限られた有限の時間の中で行う作業で、それは受験勉強のどのタイミングにおいても変わらないことである。
しかし、直前期になればなるほど、時間というものがよりなくなってきて、焦ってくる人も多いと思う。
そんな時期だからこそ、次の事柄は絶対に守らなければならない。
物事の優先順位は正しくつけよう。
時間がよりなくなっては来ているが、その分やるべきことがより多く浮かんできているこの時期だからこそ、その浮かんできた物事を次は、優先順位の高い順に並べていこう。
例えば、直前期に英単語の暗記を続けることと、数学の整数問題を一から勉強しなおすことの二つがやるべきこととして思い浮かんだとしよう。
英単語の暗記は、単語は覚えれば覚えるほど、英文の読みやすさが変わってきて、読解力に直に直結するし、即効性も速いという意味で、直前期にやるには、優先順位の高い部類に入ることは、人によってはあるだろう。
しかし、数学の整数問題が本当に苦手で一から解きなおそうという人は、直前期にこの対策をするのはあまり賢い選択とは言えない。
なぜならば、整数問題は数学のほんの一分野に過ぎず、そもそも出題されるかどうかも怪しい。それにもかかわらず整数問題を一からやり直すというのは英単語を単に暗記する以上の時間と労力がかかる。
これを、入試があと一週間とか、入試があと一日という段階で行うのは非常に頭の悪い選択肢だと言わざるを得ないだろう。
よって、英単語の暗記の継続と、整数問題を一から対策しなおすことの二つを比べると、ほとんどの受験生にとっては必然的に英単語の暗記の継続の方が、優先順位が上にくるわけだ。
このように、たくさんやるべきことが、思い浮かんできたとしても、優先順位さえ正しくつけることができれば、必ず直前期でも点数は伸びるし、その先に合格は見えてくるのである。
しかし、逆にやることの優先順位が正しくつけられないと、直前期で時間がいつもよりないにもかかわらず、全く本番の点数が上がる勉強ができなくなり、全く時間を有効に使った勉強をしているとは言えない状態に陥ってしまうのだ。
直前期でやることが膨大に思い浮かんでくるからこそ、その一つ一つのコストパフォーマンスを考えて、正しく優先順位をつけていこう。
優先順位のとおり実践していこう。
たくさんやるべきことが浮かんだ中で、その優先順位が正しくつけられた人は、次は、その優先順位の通りにあとは勉強していくだけだ。
これが、3つのステップの中では一番頭を使わず簡単なことかもしれないが、意外とその作業をするだけの地味な作業を優先順位だけたてといてやらない人が非常に多い。
しかし、いくら物事の計画を立てるのがうまくても、その計画は実践してこそ自分の実績につながるのであって、実践しないのでは計画の価値は無に等しくなってしまう。
つまり、計画だけ立てるのがうまくて、その作業だけで、自己満足してしまう人間は何事においても成功しないのだ。
それは、受験においても決して例外ではない。
自分でしっかりやるべきことは思い浮かべてそれらの優先順位がしっかりたったなら、それを最大限に生かすために是非とも順番に実践していこう。
まとめ
以上が、直前期に守るべき受験勉強の3つのステップだ。
この3つのステップに従っていけば、直前期の勉強は決して間違えることはない。
逆にこの3つのステップを踏まないと直前期の勉強時間を効率よく過ごせず、残念な結果が待ち受けていることも少なくない。
是非直前期は、この3つのステップに従って、自信をもって本番に臨んでほしい。
また、センターの直前にすべきことについては以下の記事を合わせて見ておいてほしい。
さらに、超直前の大学受験のホテルの過ごし方については以下の記事も読んでおこう。
