大学入試に向けて受験勉強を進めていく上で、特に受験の時期が近くなればなるほどナーバスな気分になってしまう。
精神面というのは本番において実力と同じくらい大切なのである。
なぜなら、どれだけ入試のための学力が十分についていたとしても、精神面が不安定だと予期せぬミスを招いてしまうからだ。
このように本番の結果をも左右する精神面の話は、普段の受験勉強にも及ぶ。
逆に、精神面がしっかりしていれば勉強効率も飛躍的に上がるということになる。
では、今回は受験で合格するための精神論を徹底的に紹介していくこととする。
ぜひここで紹介された精神論を頭に叩き込み、強いメンタルで残りの受験生生活を乗り越えよう。
勝手にライバルを作る
君にライバルはいるだろうか。
勉強をするにあたって、あまり同級生を敵視してガツガツすることに好感を覚えない高校生は多いことだろう。
しかし、ライバルは言い換えると好敵手ということだ。
決してネガティブなワードではなく、争うことでお互いを高めあえる存在なのである。
君よりも現状として実力が上の人を自分の中でライバルに設定してみてはどうだろうか。
本人に向かってライバル宣言をしてみよう。
きっと君の実力の方が劣っていることが明確ならば、馬鹿にされることもあるはずだ。
そして、自分では敵だと思った人間に相手にもされずに受け流される悔しさを心に刻み付けよう。
絶対にいつか追いつき、追い越してやると心に誓おう。
学校や塾など、共同体を同じにしている人間がライバルであるならば、実力を比べられる機会は多くある。
模試の優秀者ランキングを指標にしてもいいし、偏差値でもいい。
とにかく何かしら客観的な数値で互いを比べ、その差を縮めるためにうんと努力をしよう。
相手と同じ土俵に立ってもいないという悔しさをバネに、君の集中力がぐんと上がる。
そして当初自分より勝っていた相手を必死で追いかけたことにより、いつの間にか自分の志望校の合格圏の実力がついてしまう。
「あとちょっとだけ」頑張る
長時間勉強していたり、頑張って試験勉強をしたのに結果が伴わなかったりした時、「もう無理だ」と心が折れそうになることがあるだろう。
そんな時、君ならどうするだろう。
諦めて気晴らしにでも出かけるか、それとも自分を励まして勉強を続けるか。
もちろん諦めるよりも勉強を続ける方が自分にとっていいことはみんなお分かりのはずだ。
しかし、多くの受験生がそうできないのには理由がある。
目標が大きく、遠すぎるのだ。
諦めそうになった時、自分を励まそうとして「今頑張ればきっと志望校への合格が近づく!」などと励ましたことはないだろうか。
たしかに小さな頑張りが蓄積して合格に手が届くようになるのだから、その理論は正真正銘正しい。
しかし、今の頑張りが合格に直結していると現実味を持って断言できるだろうか。
今の頑張りが受験結果を左右するとは思えないというのが本音だ。
この励まし方が「今頑張れば、今週の単語テストで一番になれる」だったらどうだろうか。
頑張れば確実にメリットが伴うことが明確になる。
また、できれば「今週の単語テストで一番になり、今の時期でこの単語力が身についていれば単純計算でいつまでに英単語を完
璧にすることができ、のこりのこれだけの期間を英語の発展的な内容の演習につなげられて結果合格につながる」と合格までの
道筋を小さなセクションごとに分けてみてほしい。
そうすることで一つ一つの努力が合格につながる一本の道にあることに気づく。
そして小さな目標があれば「今だけ」頑張るという気持ちになれる。
小さな目標を達成した後にもうちょっと頑張ってみようとさらなる努力を重ねることは、大きな目標に向かって全力を尽くして努力することよりも容易なのである。
感謝の気持ちを忘れない
この記事を読んでいる君はきっと高校生のはずだ。
まだ高校生である君は、家族や学校の教師など、多くの人の支えがなければ生活をしていけない。
大学を志してこのように勉強をできているのも、周囲の人々の支えのおかげなのである。
一度原点に立ち返って、支えてくれている人に感謝を伝えてみてはどうだろうか。
言葉にすることでさらに気持ちははっきりしてくるだろう。
そしてさらに強くなった思いは勉強を頑張ることへの責任感につながる。
勉強の目的はもちろん自分の将来のためであっていいけれど、自分が本気で感謝している周囲の人間への恩を返したいと思うことは大きなエネルギーとなる。
まとめ
ここまで、受験勉強をうまくいかせるための精神論を提供してきた。
もちろん勉強には辛いことがつきものであり、投げだしたくなる日もあるはずだ。
しかし、そんな時にも自分が負けたくない相手が頑張っている。
自分を心から応援してくれる人がいる。
気持ちの面では決して負けないようにしてほしい。
精神的に強くなった時、君は今までの数倍頑張れる人間になっていることだろう。
ぜひこれらの精神論を活用して、受験勉強を今までより高いモチベーションで臨んで行こう。