勉強をしなければいけないことはわかっているのに、どうしても集中力が上がらずに苦悩したことのある受験生は多いのではないだろうか。
どれほどやる気があっても、勉強以外のことで疲弊していたり寝不足だったりで集中力が高まらないのは仕方のないことである。
では、そのような状況に陥った時はどのように対処すればいいのか?
集中力を無理やり引き上げればいいのである。
ここでは、食べるだけで集中力が上がる食べ物を紹介していく。
ぜひこの記事を参考にして、勉強中の間食や大切な模擬試験のお供に以下の食べ物を取り入れてみてはどうだろうか。
食事を少しだけ意識するだけで君の集中力は跳ね上がり、大切な試験でも十分にもてる力を出し切れるようになる。
チョコレート
集中力を上げる食べ物と聞かれた時、多くの人の頭に一番に思い浮かぶのはチョコレートなのではないだろうか。
チョコレートは、摂取することで精神的、肉体的ともに活発になる効果が様々な実験によって認められている。
また、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは血圧の低下を促す。
血管が広がり、血流が穏やかになるのだ。
理想としては、板チョコレートの半分を毎朝食べることだ。
食べ方は、バリバリと食べるのではなくゆっくり口の中で溶かしながら食べるのが良い。
そうすることで、学校や塾についた頃には集中するための体のコンディションが完璧に整っているのだ。
コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインは脳を活性化させる働きを持つ。
カフェインの効果で眠気が覚め、疲れている時や眠たい時でも集中力をあげることができる。
ブラックコーヒーやエスプレッソなどは、少量でたくさんのカフェインを摂取することができるので効率がよい。
しかし、ここで注意して欲しいことは、摂取しすぎないことと、いつもコーヒーに頼りすぎないことだ。
確かにコーヒーの効果は抜群であるが、コーヒーには疲れを取る効果はない。
そのため、コーヒーによって脳を無理やり目覚めさせるとそのせいで疲れが溜まってしまうのだ。
とても大切な試験の直前など、ここぞという気合を入れたい時だけ飲むなど、摂取の仕方には工夫が必要だ。
はちみつ梅
さきほどコーヒーは疲れを取る効果がないということを述べた。
では、疲れを回復してくれる食材にはどんなものがあるのだろうか。
疲れを取ってくれる食べ物の代表格こそがはちみつ梅である。
疲れが蓄積し続けると、いざという時に体調を崩すということを起こしかねない。
梅のクエン酸は、糖質の代謝を促して活性化する働きがある。
それによって、疲労回復、さらには長時間座ったままによる腰痛や肩こりなどが緩和される上に疲れにくい体ができるのだ。
コンビニなどに売っている干し梅という商品を間食にとりいれても、市販のはちみつ漬けの梅を朝食で食べても良い。
はちみつ梅を摂取して勉強するための体作りをしよう。
ナッツ類
集中力の大敵は「眠気」である。
朝早く起きたのに、どうしても一限の授業が眠くて寝てしまうという経験をしたことはないだろうか。
そんな時は、早急に目を覚ますことが必要だ。
朝起きたら朝食にナッツ類を取り入れてみよう。
ヨーグルトに入れても美味しく食べられるはずだ。
ナッツ類はよく噛んで食べねばならないため、一粒につき数十回は噛む。
現代人は一口の食事で10回も噛まないと言われているため、これはかなり食事の咀嚼を促進してくれる。
咀嚼を多くすることで、脳に「起きろ」という信号が送られる。
そうしてすっきりした目覚めを演出してみてはどうだろうか。
レバー
レバーには、鉄分がダントツで多く含まれている他にドコサヘキサエン酸も豊富である。
ドコサヘキサエン酸は脳の機能を高める栄養素として知られており、その効果は摂取してから間もなく現れるのだとか。
つまり勉強をする前に食べればより高い理解力で学習に挑むことができるのである。
夜に勉強をする前に、夕飯のおかずとして取り入れてはいかがだろうか。
コンビニエンスストアで低価格のお惣菜として販売されていることも少なくないので、予備校に通っている生徒は自分で買って食べるようにしてもいい。
そして鉄分によってかなりの美容効果が見込めるので女子学生には全力で摂取をお勧めしたい。
ドライフルーツ
ナッツと並んで集中力アップ効果のみならずそのものの美味しさも保証できるのがドライフルーツだ。
ドライフルーツは栄養と糖分を補給できるだけではなく、フルーツ本来の効果も期待することができる。
疲労の回復を目指すならばパイナップル・いちご。
勉強中の貧血が気になる時はプルーンやチェリーがお勧めである。
さきほど述べたナッツと混ぜて食べても良い。
美味しく、いろんな食べ方も種類もあるドライフルーツは、勉強中の気分転換にぴったりである。
サラダチキン
疲れている時は、衝動的に油っぽいものや肉が食べたくなるものである。
しかし、肉料理は胃がもたれ、食事後の勉強に集中できなくなる可能性が有る。
さらに過度の満腹感は眠気を誘い、集中どころか勉強を継続できない状況になってしまっては元も子もない。
そこで間食に食べたいのが、今はやりのサラダチキンである。
カロリーが低く、後味がすっきりしているのがポイントで、鶏肉の栄養を摂取してエネルギーを引き出すことができるだけではなく、胃のもたれなどは抑えることができるのだ。
サラダチキンはコンビニなどで気軽に購入できる。
サラダに混ぜたり、そのままかじりついたりして食べる。
200円程度のため、試しに買ってみてはいかがだろうか。
バナナ
バナナは栄養が豊富で手軽に食べられるため、スポーツのアスリートの必需品と言われている。
しかし、バナナは受験生にも効果てきめんなのだ。
バナナにはフラボノイドという物質が含まれおり、これが体内の免疫力をたかめるマクロファージの働きを活性化させる。
それによって風邪予防効果が期待できる。
そして、バナナにはセロトニンも含まれていて、リラックス効果がある。
よって勉強中や試験前に摂取することで不安が解消されてすっきりした気分で勉強に集中をすることができるのだ。
さいきんではバナナケースという持ち運び用のグッズも販売されている。
ふとしたときに気軽に一本、勉強のお供に食べてみてはいかがだろうか。
レモン味の食べ物
レモンの最大の武器は「香り」である。
レモンの爽やかな香りはリモネンなどによって頭をすっきりとリフレッシュする働きがあり、意識をさえさせてくれるのだ。
寝起きに覚醒したい時にレモンティーを飲んでみることがおすすめである。
また、心に刺激を与えて気分を高揚させてくれる働きもある。
そしてレモンの香りの中で勉強をするとケアレスミスが半分近く低下するというデータがある。
また、やる気低下予防にも効果があるため、勉強で集中したい時には大いに役立つのだ。
レモンの香りのするお菓子を勉強の合間に食べるようにしてみてはいかがだろうか。
きっと君の心と脳、両方に効果をもたらしてくれるだろう。
鯖
鯖には脳の栄養素と呼ばれるDHAが豊富である。
脳には、有害なものが外部から入らないようにするフィルターのようなものがあり、脳内に入れる成分と入れない成分を選んでいるのだ。
DHAはそのフィルターを通過することができる成分で、神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させる働きがある。
また、DHAは神経細胞の発育を活性化させ、機能維持に重要な役割を果たしている。
記憶や学習能力を向上させるために必要不可欠な成分なのだ。
ぜひとも鯖料理を食事に取り入れ、学習したことを高速で吸収できる脳にしていこう。
まとめ
ここまで学習中の集中力を引き上げる食材を紹介してきた。
いかがだっただろうか。
いがいと身近な食べ物が、かなり学習効率を上げることに貢献してくれることがお分かりいただけたはずだ。
食生活を変えてみることはきっとそれ自体楽しいことであろう。
この記事を参考にして、楽しく美味しいものを取り入れながら自分の集中力を飛躍的に高くしていこう。
そして、高い集中力で勉強できた受験生は勉強時間を短縮することができ、いち早く志望校合格ラインに立つことができるのだ。