東大数学では、5割以上得点することができれば、文系も理系も合格ラインに十分乗ることできるといわれている。
というのも、合格者平均点がだいたい4割5分程度だからだ。
しかし、東大数学の問題をみてみるとわかるように、かなり難しく実際5割以上得点することは、非常に困難だ。
だが、実際正しい参考書を正しい時期までにこなして、しっかり努力すれば、東大数学で5割以上得点することは、可能である。
ここでは、いつまでに、どの参考書を仕上げておけば、東大数学で5割以上得点することができるのか解説する。
僕はこの方法を用いて本番で72点(6割)を叩き出した。
これを読んで、東大数学で5割以上得点し、上位層で余裕に合格をゲットしよう。
東大数学の対策のための参考書
東大数学で5割以上得点するためには、
- 解法暗記系の参考書
- 演習用の参考書
- 過去問演習用の参考書
の三種類の参考書を順番にこなしていくことが、必要である。
ここでは、この3つの参考書について詳しく説明する。
解法暗記系の参考書
ここでは、まず数学の基本的な問題の解法を暗記する参考書である、解法暗記系の参考書の解説をする。
具体的な参考書は『チャート式 基礎からの数学』(通称:青チャート)と『1対1対応の演習―大学への数学』(通称:一対一対応)をオススメしている。
これらの参考書は、数学の基本的な問題の解法を暗記するためのもので、数学の基礎中の基礎を固めるものだ。
基本的に数学の入試問題は、この基本的な問題の解法の組み合わせで、解答ができてしまうものがほとんどだ。
それは、東大も例外ではない。
よって、ここでやる基本的な問題の解法は問題を読んだ瞬間にパッと頭の中で思い浮かぶくらい覚えていないといけない。
何も見ずにできなかった問題は繰り返し、解きなおすなどの工夫をして、確実に解法を暗記していこう。
演習用の参考書
解法暗記系の参考書で、基本的な問題の解法を暗記し終えた後は演習用の参考書を用いて、より実践的な難しい問題を解く演習用の参考書を使おう。
具体的には、『やさしい理系数学』(理系用)『やさしい文系数学』(文系用)という参考書がオススメだ。
この参考書の問題は難しいといっても、解法暗記系の参考書で出てきた問題の解法の組み合わせで解答できることを忘れず根気強く食らいついてほしい。
しかし、20分以上考えても何も思い浮かばなかったら模範解答を見てもオッケーだ。
その後は、必ず何も見ずに解答できるか、と一週間以上あいてもなにも見ずに答えられるかということをチェックしよう。
このように、演習用の参考書をつかって、より実践的で難しい問題に慣れていこう。
過去問演習用の参考書
演習用の参考書で難しく、より実践的な問題に十分慣れてきたら、いよいよ過去問演習だ。
基本的に使う参考書は『東大の理系数学25か年』(理系用)、『東大の文系数学25か年』(文系用)だ。
これらは、東大独特の問題のくせに慣れる、東大の問題の難しさになれるといった目的の参考書である。
わからない問題が出てきたときの対処法は演習用の参考書と同様に20分を目安にして、答えを見るなりしてほしい。
東大数学のそれぞれの参考書をやる時期
上記のことから、どの参考書をどういう順番でこなしていけばいいのかわかっただろう。
しかし、これらはいったいいつの時期にこなしておくべきなのだろうか?
ここでは、上記で説明した3つの参考書をこなすべき時期を順番に説明していく。
解法暗記系の参考書
おそらく、この参考書をやるのはインプットの段階でこれが一番時間を食うだろう。
東大数学で5割以上を得点するためには、遅くとも、高校三年生の4月になるまでには終わらせておきたいところである。
もちろん、もっと早く終わらせてこの計画を前倒してやればより高得点が目指せるので、できる人は早めに終わらせておくに越したことはない。
しかし、一部の効率高校の理系の生徒は、「こんなに早く学校の範囲がおわらないよ…」と思うかもしれない。
こういう場合は自分で学校の範囲より先へ先へと教科書を読むなりして独学していくしかない。
有名な私立高校の人たちは少なくとも高3の4月までに全教科終わらせるカリキュラムが組まれている。
しかし、実際にその人たちと勝負するのは同じ時期である。
その中でより多く得点するためにはどうしても学校の授業の進度よりも早く勉強し終えておく必要があるのだ。
是非、遅くとも高3の4月までに解法暗記系の参考書を終わらせてほしい。
演習用の参考書
解法暗記系の参考書を高3になるまでに終わらせたら、次は、演習用の参考書を夏までに終わらせよう。
ここは期間が短く厳しいものがあるかもしれないが、頑張ってほしい。
なぜならば、夏には東大の二次試験専用の模試があるからだ。
過去問を十分こなしていなくても、これを十分やっておけば、東大模試で数学を3~4割以上は得点することができる。
ここで頑張っておけば模試で達成感が現れ受験勉強のモチベーションも上がり、全体的に受験を良い方向に運ぶ。
是非とも頑張って高3の夏も模試までには完成させよう。
過去問演習用の参考書
最終的に残りの時間でできる限り過去問を解いていこう。
過去問演習においては、25か年を使うのであるから、25年分すべて行うことが、理想的である。
そして、それを古い方から順番にやってほしい。
古い方から15年目までを秋の模試までに終わらせて、本番までに残りの10年分をやればかなり実力の付いた状態で本番に臨めて、5割以上確実に得点することができる。
余った時間では?
はやく終わらせてしまって、12月などからやる問題がないという人はどうすればいいのだろうか?
そんな人は安心してほしい。
まだ、東大の後期の数学の問題や東大の二次試験用の模試の数学の過去問など、東大数学と同じまたは、それ以上のレベルの問題はたくさんある。
もう問題がないという人は東大の後期の数学の問題や東大模試の過去問をやろう。
まとめ
以上が、東大数学で5割以上とるために選ぶべき参考書とその参考書をやるべき期間を示した。
実際僕はこの方法で、本番で72点(6割)を獲得しているのでこの方法を用いれば間違いなく5割以上得点できる。
5割以上得点し