英作文において、構文の暗記とコツとなる考え方をしてしまえば、かなり上達してしまう。
しかし、それは英作文の練習を同時並行でこなしていく前提の話である。
しかし、ほとんどの人は英作文の練習といっても、英作文の問題集を買って解いて、誰かに添削してもらうだけ、ということに終始してしまいがちだ。
ここでは、しっかり英作文が上達していく練習方法を紹介する。
これをしっかりこなせば、英作文の上達は間違いなしだ。
うまい文章を真似よう。
うまい文章を真似ろ、というのはライティングを教わっているときによく言われるかもしれない。
しかし、真似ろ、といわれてもうまい人の文章のどこをどんなふうに応用していけば、自分の文章に活かせるのかわからなくなってしまう。
ここでは、真似の仕方を徹底解説する。
まずは、この方法からはじめよう。
何を真似るのか
うまい人の文章といっても小説、評論など様々だ。
しかし、我々は大学入試における自由英作文を書く練習をするのであるから、大学入試のうまい自由英作文の模範解答を真似るべきだ。
そこで、一番理想的なのは、自分の受ける大学のかなり古く(10年以上前)同じ形式の英作文の模範解答を真似ることだ。
それがなければ、東大の英作文の模範解答でもかまはない。
ここで、注目してほしいのは、プロの人が書いた模範解答の
- 論理的構造
- 言葉の使い方
- 短くインパクトのある文章(特にまとめの文)
である。
この三つに意識してまずはうまい人の模範解答を読んでみよう。
どのように真似るのか
真似ろと言われても、どんなことをすれば、真似ることができるかわからないだろう。
うまい人の文章を確実に自分のものにするためには、まずはその文章を暗記しよう。
せいぜい、50~100語なので、構文暗記をやっていればすんなり覚えられるはずだ。
次に、覚えた文章をもう一度自分が問題を解くときに自分が書いているかのように再現してみよう。
この際、多少の違いはあってもいいが、論理構造、言葉の使い方、短くインパクトのある文章の三つに注目してほしいので、この三つはいいのがあれば必ず真似してほしい。
もちろん、違いはあってもいいが、英語として正しくないものは認められない。
これを10~50題(お好みで)繰り返し練習してほしい。
これくらいやれば、かなりのテクニックを吸収でき、自分のものとして応用することができるはずだ。
多くの問題を練習しておこう。
実際のアウトプットの訓練も非常に大事である。
構文暗記を終えて、コツとなる考え方をつかみ、うまい人の文章を応用できるようになった人はいよいよ、アウトプットとして実際に与えられた問題に対して自分の考えを自由に書く、自由英作文自体の練習を始めよう。
使うべき問題
この練習において最初に使ってほしいのが、自分の大学の過去問である。
理由は、実際の同じ問題形式に慣れておくこととだ。
しかし、これだけではせいぜい10題しか解けない
そこで、もっと問題演習をするために、さまざまな問題に手を出してみよう。
基本的に自由英作文の問題であればなんでもよい。
より多い問題演習のメリットとしては、実際の入試で書くことの材料がふえるからだ。
自由英作文の問題の悩みどころの一つとして、書くことが思いつかず、試験時間がだらだら過ぎてしまうことだ。
、これは、より多くの問題を解いておくことで、本番に与えられた問題文に対して書くことを考える際の材料をより多く確保しておけるので、解消していく。
全くおんなじようなものは出ないにしても、似たような題材が出てくることもあり、この場合はほとんどその時の問題で書いた文章を応用できてしまう。
このように、問題演習は、ちからがつく以上のメリットがある。
最終段階の練習として、ひたすら問題演習をこなしていこう。
まとめ
以上が英作文の練習方法だ。
構文暗記とコツとなる考え方が意識しておくことも大切だが、同時にこのような練習も大切である。
この記事に書いた練習を重ねて、英作文を得点稼ぎの分野にしてしまおう。