英作文において、構文暗記を完璧にしておくと、かなり英作文はかなり上達する。
しかし、これだけでは正しい英文は書けても、英語らしい英文は書けない。
ここでは、英語らしい英語を書くためのいくつかの4つコツを解説する。
このコツをつかむことで、より英語らしい英作文が書けるようになる。
この記事でさらなる英作文の上達を目指そう。
なぜ、英語らしい英文が入試では求められるのか?
ここでまず、なぜ正しい表現で書かれただけの英文より、英語らしい英文が求められるかについて説明する。
模試などでは、全国で多数の採点者が大量の答案を採点する。
よって、平等に採点するために、スペルミスで1点減点、語法ミスで2点減点など、具体的な基準を設けて採点している。
結果的に減点法に近い形式になってしまい、これでは、正しいだけの英文と英語らしい英文では、差がなくなってしまう。
しかし、入試では、数人の採点者(おそらくネイティブ)が模試よりも少数の受験者相手に採点する。
つまり、客観的な採点が必要なく、主観的にいい英文かどうかで採点していく。
特に、東大の場合はネイティブが主観的により英語らしくうまいとおもった答案にA、B、C、D、E、の五段階評価をつけて、それぞれ点数換算している。
よって、入試においては、採点者、特にネイティブの人にこいつはうまいと思わせたら勝ちなのだ。
だから、文法的に正しいだけの答案よりも、多少文法的に間違っていても、英語らしくかけている答案が求められるのだ。
英語らしい英語を書くコツ
次に、具体的に英文を英語らしく書くコツを4つ紹介する。
是非実践して、英作文をさらにレベルアップしていこう。
構文の型を残し、中身だけ入れ替える
構文は感覚的書く以外にも、構文のなかの単語だけ入れ替えて、全く新しい文章を書くという機械的な使い方もある。
特に、構文がまだ少ない段階では感覚的に書くことは難しい。
しかし、このような使い方なら、機械的にできるのですぐに英作文に応用できる。
英文があたまから感覚的に出てこないときは、今まで覚えた構文の中から使えるものはないか探そう。
日本語を直訳せず、イメージから英文へ
多くの受験者がまず、書きたい日本語を思い浮かべて、直接それを訳そうとしている。
しかし、自分の思い浮かべた日本語と直接マッチングする構文を探すのは非常に困難だ。
また、日本語の直訳が必ずしも正しい英文になるとは限らない。
例えば、英語が苦手なことを日本語で「英語に弱い。」というが、これを直訳すると “I’m weak in English”となる。
しかし、「英語に弱い。」というのはあくまでも比喩表現で、このような比喩表現は英語には存在しない。
このように日本語の直訳は難しく、必ずしも正しい英文が書けるとは限らない。
まず、書きたい内容の日本語ではなく、イメージを思い浮かべよう。
そして、それを表現するのにできるだけ適した構文をみつけだし、それを応用しよう。
さらに、十分構文を覚えていれば、書きたいイメージを思い浮かべるだけで自然に英語が出てくる。
これができると、英作において無敵となる。
日本語→英語ではなく、イメージ→英語と書いていこう。
英文は短くシンプルに
ある程度すらすら書けるようになったら、短くてシンプルな文を書くことを心がけよう。
なぜならば、だらだら長い文よりも、短くてインパクトのある文の方が、相手にとってわかりやすく、好印象になる。
わかりやすく、好印象になるほど、うまいと採点者は思ってくれるので、得点アップの可能性ができる。
また、情報量がおなじなら、短い文のほうが長い文よりも字数を無駄なく使っているので、よい評価を受ける。
英文は、できるだけシンプルに書こう。
論理構造をしっかりと考えよう
いくら、英語でうまい文がかけてもそれを寄せ集めたときに、全体の構造を考えてないと、せっかくの英文が下手くそにみえてしまう。
そこで、英作文で使える論理構造をいくつか紹介する。
- 因果関係
- 比較
- 階層構造
- 例示
- 時系列
特に、1,2は使いやすい。
英作文では、このような文章全体の論理構造は必ず考えてから文章を書こう。
まとめ
以上が構文を覚えたうえでの英作文をさらにレベルアップさせるための、具体的な4つのコツである。
これらを意識して練習するだけで、かなり英文がうまく見える。
これらを意識して、どんどん英作文で無敵にしよう。