東京大学の英語の試験は、他の入試問題に比べてかなり独特の問題が出題される。
また、問題の種類自体もかなり多く、英作文やリスニング、和訳などのようなありふれたものから、要約や小説読解などあまり入試で見ないものまである。
また、時間もかなりきつく、ほとんどの人が時間がないかもしくはぎりぎり終わるという状態だろう。
このように、単に英語ができるだけでなく、英語を使ってさまざまなことができるかどうかを問われている。
そして、多くの人が対策に悩まされているのだ。
それでは、2022年度の東大英語はどうだったのだろうか?
ここでは、2022年度の東大英語解答速報の比較と解説を現役東大生が徹底解説する。
河合、駿台、東進、代ゼミの解答速報も全て正しく、満点答案というわけではない。
この予備校4社の解答速報を比較しながら、どのようなことが求められているのか、どのように対策していけばよいのか、参考にしてほしい。
また、いくつかの問題では、別途問題の解説記事を詳しく書いているので、そちらの記事も合わせて読んでおくとよいだろう。
1(A)要約問題(難易度:標準)
2022年度の要約問題は、一見難しく見える問題であった。
しかし、論理構造をしっかりと考えて見ると、要素が単に並列に並んでいるだけど、あまり複雑な構造にはなっていないのである。
論理構造を簡単に示すと以下のようになる。
- <第一段落>
食物の恒常的かつ積極的な分配は人間特有の行為である。 - <第二段落>
食物の分配は、人間の基礎的な特性の元となっている。(第1文)
食料供給が安定化されて初めて文明ができた。(第4文) - <第三段落>
食糧の継続的な摂取の必要性によって、人間は食事に栄養摂取以上の複数の意味を付加した。(第4、5文)
このように、第一段落に1つ、第二段落に2つ、第三段落に1つ、計4つの要素を並列に並べているだけなのだ。
この問題の難易度について、実は東進がやや難、駿台が難としているのだ。(河合と代ゼミは標準としている。)
たしかに一見複雑そうには見えるのだが、論理的に文章を読むことができればシンプルな並列構造であることは見抜くことができるだろう。
80字以内でまとめなければいけない点は、工夫が必要なのは事実であるが、決して難しくはない問題である。
以下に、各予備校の解答を示す。
<河合>
食物を分かち合う行為が人間の特質の根底にあり、食料確保の必要性が人類の諸活動を突き動かしてきた。また、食は不可欠なものなので、人は食に様々な意味を与えてきた。(79 字)
出典:https://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/22/t01-11a.pdf
<駿台>
人間特有の行為である食物の分配は人間の社会的特徴と結びつき、食の安定供給により文明が生まれた。生存に不可欠だからこそ人間は食に様々な意味を付与してきた。(76字)
出典:https://www2.sundai.ac.jp/sokuhou/2022/tky1_eig_1.pdf
<東進>
〔例1〕
食べ物を積極的に分け合うことが人間の特徴で、文明は食糧供給が確実になって生まれる。食べ続けなければならないことがまさに食べ物が栄養以上の意味を持つ理由となる。
〔例2〕
食物を経常的に分かち合うのは人間だけであり、それは共同体や文明と密接に関わる。食物は常時必要なものであるだけに、人間はそれに栄養摂取以上の意味を与えようとする。
出典:http://27.110.35.148/univsrch/ex/data/2022/0l/e01/e0l221101k0.html
<代ゼミ>
食べ物を継続的に分け合うことは、人間固有の資質であり、人間の全ての営みと文明の基礎でもある。そしてそれは栄養摂取という本来の目的を超えた意味を持つようになった。(80字)
出典:https://sokuho.yozemi.ac.jp/sokuho/k_mondaitokaitou/1/kaitou/kaitou/1341778_5342.html
この5つの解答例に優劣をつけるとすると、駿台 > 代ゼミ = 東進 例〔1〕> 東進 例〔2〕> 河合というふうになるだろう。
先ほどの論理構造を踏まえると、すべての要素がしっかりと組み込まれているのは、駿台の解答例だけである。
最終的に駿台のような解答を目指すことができると良いだろう。
代ゼミは、4つの要素が入ってそうに見えるが、それぞれが混ざってしまっている印象だ。
東進の〔例1〕、〔例2〕は、2つ目の要素が抜けてしまい、〔例2〕に関してはそこからさらに3つ目の要素が曖昧になってしまっており、正しく記述できているとは言えない。
河合に関しては、1~3つ目の要素すべてを完璧に拾いきれていないので、この中では一番良くない解答例だ。
また、解答の優劣は年によってバラバラなので、自分で解答速報を見るときは、単にその答えを鵜呑みにせずに1つ1つ吟味していくことが必要だ。
また、以下のページに別途詳しい解説を載せているので合わせて見ておいて欲しい。
1(B)空欄補充・並び替え問題(難易度:やや易)
今回の1(B)も前年と同じように、5つの空欄補充問題と1つの単語並び替え問題であった。
この問題は、形式上はその他の英語の入試問題にもありそうな問題だが、本質的には全く異なる問題だ。
単に文法的な規則だけで答えを導き出せるものではなく、文章の論理構造を踏まえた上で、文脈に沿ったものをしっかりと選ばないと正解に辿り着けない。
このような点で1(A)と同じ能力がある程度長い文章でもできるかどうかということがためされており、東大英語特有の問題と言えるだろう。
解答が記述ではないので、予備校4社の解答速報はすべて同じである。
また、難易度については、河合、駿台がやや難としているが、東進、代ゼミは標準としている。
河合や駿台が難しいと言っているが、この問題はむしろ例年より簡単である。
文章自体は昨年より長くなっているのは確かである。
しかし、まずダミーの選択肢が例年2, 3個あるところだが、今年度は1つしかない。
さらに選択肢は、3つが肯定文、3つが疑問文となっている。
普通に文章を読んでいくだけでも、(ア)の (1) ~ (3) には肯定文が入り、 (4) ~ (5) に疑問文が入るということはすぐにわかる。
また、文章全体を通して、「会話をいつ終わらせたいと思うか」ということがテーマになっている。
しかし、選択肢の a) だけが会話の開始する時期に関する疑問文となっているので、ダミーの選択肢だとすぐわかる。
なので、実質 (1) ~ (3) を c), d), e) の中から、 (4) ~ (5) を b), f) の中から選ぶだけなので、かなり簡単である。
このように、表面的な部分でかなりの選択肢が絞られてしまうので、(ア)に関しては難易度は易レベルである。
さらに、(イ)に関しても、直前の “asked” に対する直接目的語が空欄になっており、 “and” 以降の部分と並列になっている。
そして、もう一つの並列の要素の “the same question” が(イ)を指していることがわかれば非常に簡単である。
選択肢のhaveと過去分詞がそれぞれ二つあるので、動詞を使う部分が主節の動詞とto不定詞だるということが見抜けると、あとは簡単だ。
難易度は、(ア)が簡単であるが、(イ)が標準的な問題であることを考えてやや易とした。
一見読みにくい文章に見えても、中身はかなり解きやすいものであるということを見抜くことが大切となる。
また、以下のページに別途詳しい解説を載せているので合わせて見ておいて欲しい。
2022年度東大英語1(B)空欄補充・並び替え問題を徹底解説
2(A)自由英作文(難易度:やや難)
今年度の自由英作文は、「芸術は社会の役に立つべきだ。」という主張についての意見を述べる問題だ。
意見がを直接聞かれるのは、近年では稀であるが、過去問を遡るとこのような形式の問題はいくつか存在する。
一番簡単で安全なやり方としては、駿台の[解答例1]や[解答例2]、代ゼミのように “I agree with …” もしくは、 “I disagree with …” と始める方法である。
しかし、少し幼稚な表現にも見えるので、実力のある人は、その他の語彙で賛成、反対を表現してもよい。
ちょうど東進の〔例1〕や河合のようなやり方だ。
また、東進の〔例2〕のように、与えられた主張をさらに解釈し直したり、それによって自分の賛否をわけて書くのもよいだろう。
また、与えられた主張が実際に「役に立っているか。」ではなく、「役に立つべきだ。」という強い義務を表しているのに注意が必要だ。
よって、反対の立場で、そのような強制力を働かせるのは間違っていることや、表現の自由が損なわれることに言及するのが一番簡単だろう。
東進の〔例1〕や河合の【解答例1】、駿台の[解答例2]や[解答例3]がこれにあたる。
逆にいうと、賛成の立場で書く場合は、なぜ「役に立つべき」なのか根拠のある理由を書くことが求められる。
河合の【解答例2】や駿台の[解答例1]、代ゼミの解答はトートロジーに近いので、根拠のある理由かと言われると怪しい。
ここの、理由の部分がどこまで厳しく採点されるかはわからないが、入試においては、反対で表現の自由を持ち出すなど安全策を行くのが賢明だろう。
難易度に関しては、東進、河合が標準、駿台がやや難、代ゼミが難としている。
テーマが抽象的で瞬時に意見を書くことが難しく、さらに賛成で書いてしまうと難易度は上がってしまう点を考慮して、ここではやや難とした。
2(B)和文英訳(難易度:標準)
今回の和文英訳も極めて標準的な和文英訳の問題である。
この問題の最大のポイントは、「それはそれでいいのだが」をどう訳すかである。
「それ」は、前の分の内容であるので、 “It” もしくは “This” などの代名詞で表現するとよい。
「いい」は “all right” や “fine” 、 “nice” といった単語でよいだろう。
「それで」の部分を訳していない解答例が多かった。(東進〔例2〕、河合、駿台[解答例1])
この部分をしっかりと訳せているのは、東進の〔例1〕と代ゼミのみだ。
他にも “It is still nice, but” などのように “still” を使っても良いだろう。
また、駿台の[解答例2]は代名詞を補って訳している部分もあるが、日本語が代名詞なので忠実な訳なのかどうかは怪しい。
さらに、原文が1文で書かれているが、これは途中で切った方が英語としては読みやすい。
しかし、切るのであれば東進のように文頭の “but” を用いるのは英語のライティングではご法度なので避けよう。
この場合接続副詞の “However” を使うと良い。
いずれにせよ、どのような採点なのかはわからないが、だからこそ受験生は、安全策である、忠実な訳を心がけて訳して欲しい。
難易度は、東進、河合、駿台が標準、代ゼミがやや難としている。
例年通りの標準的な問題であることから、ここでは標準とした。
3リスニング(難易度:標準)
リスニングに関しては、実際に入試会場で音源を聴いたわけではないので、なんともいえない。
しかし、形式上は、5つの選択肢の問題が (A), (B), (C)ともに5個と例年通りである。
駿台が3(A)がやや難としている以外は、予備校4社ともすべて標準としている。
実際に受験した生徒たちからも特別難しかったという声は聞かなかったので、ここでも標準とした。
例年言われるように、会場によって音源が聴きづらかったり、アメリカ英語でない訛りやアクセントの英語を話す人も登場する。
また、スピードも市販の赤本よりは 1.2 ~ 1.3 倍くらいは早いとのことだ。
なので、普段の音源を 1.5 倍速程度で聴いたり、インターネットなどで TED や 英語のドラマや映画などを見て、どんなに早くとも、どんな訛りの人が登場してもしっかりと聴きとることができるように対策しておくことが重要である。
また、リスニング開始何分前に予見をしておくのかなど、筆記試験との時間の調整も大切だ。
4(A)正誤判定問題(難易度:やや難)
東大英語での唯一の文法問題といってもいい。
ただ、単に文法だけでは解けず英文の文脈も踏まえた上で解く必要がある。
また、一段落から1つの誤りを見つけなければならないので、かなり探しにくい。
東大模試の配点が正しいものではないが、(河合、東進がおよそ10点、駿台がおよそ5点)ある程度参考になることを考えると配点が低いと思われる。
よって、他の対策が終わっていない受験生はこの4(A)は捨て問にして、他の問題を優先的に解いていくことができるといいだろう。
予備校4社の答案は、記号なのでもちろん違いはない。
ここからは各問題解説をしていく。
(21)に関しては、 (c) の “to be” を除く問題。
“is to be suppressed”は、be to構文だが、この構文のは予定や可能性などを表す言葉だ。
ここでは、「単にニュースが効率的に抑圧することができれば」ということなので、 “to be” があると不自然である。
(22)では、 (e) の “had made the most for” を”had done the most for” にかえる。
前者は、「最大限に活用する。」という意味で後者は「~のための最大限努力する。」という意味だ。
よって、後者に置き換えた方が文意に合う。
ありそうな熟語をあえてそこに入れているが、実は不適切であるという問題は過去何年もでている典型問題だが、実際に探すのは難しいだろう。
(23)では、(b)の “time” を “times” に変える問題だ。
一般的に “time” は不可算名詞だと習うだろう。
確かに「時間」を想像してみると数えられなさそうである。
しかし、ここでの “time” の意味は「時代」である。
この場合 “time” は可算名詞となり、この場合は複数形になるのだ。
意味が変わるとそれと同時に可算不加算が変わる典型的な名詞だ。
ほかにも「仕事」という意味の “work” は不可算名詞だが、「作品」という意味なると可算名詞になる。
このように、単複、可算不加算に関する問題も過去に多く出題されているが、これも難しい問題のうちの一つだ。
(24)は、(d)から “as” を取り除く問題だ。
“remain as” の “as” は基本的に接続詞か前置詞の役割を果たすので、後ろにS V もしくは名詞がこなければいけない。
しかし今回の場合後ろは、 “extremely relevant today.” となっており、形容詞句である。
“remain” は第二文型(S V C)を取ることができるので、 “as” を抜けばすっきりする。
(25)は、(a)の過去形を現在完了にして、”I have been interesting” にする問題だ。
よく見ると、後ろにはっきりと “since” と書かれているので、現在完了にするのが適当だ。
これも注意深く読んでいないと意外と気づかない。
このように結構見つけにくいものが多い。
ここの問題は割り切って捨てにいくのが良いだろう。
難易度については、河合、駿台、東進がやや難、代ゼミが標準としている。
解きにくい問題が多く、時間もかかることからここでも、やや難とした。
4(B)和訳(難易度:標準)
2022年度の和訳問題は例年に見られるような極めて標準的な和訳の問題となった。
(ア)に関しては、 “so” の内容を補って訳す必要がある。
これは、全文の
if he could have a specific book.
の部分である。
あとは、 “as” が理由を表す接続詞であることに注意して、普通に訳せば良い。
しっかりと勉強してきた人なら問題なく答えられたものであろう。
解答速報の解答に関しても、4社ともおおきな違いはなかった。
“have a specific book” の部分を意訳して「借りたい本を借りる」や「好きな本を借りる」などとしている答案もあるが、そちらの方が意味が日本語として伝わりやすい。
この程度の意訳であれば当然大丈夫だが、自身がない人は直訳してもらってもかまわない。
(イ)に関しては、解答例が少し異なっている。
一番の問題点は、 “noble calling” という分部をどのように訳すかということになる。
“calling”の意味として、「天職」や「神のお召し」という意味がある。
よって、東進の〔例1〕や河合、代ゼミの解答には、「天職」や「仕事」といったニュアンスの言葉が用いられている。
しかし、この場合小学校の図書館員としての仕事の役割についての分断と考えるのが適切だ。
仕事自体や職が異なっているわけではない。
よって、この場合「神から与えられた、使命、義務感」であると解釈したほうがより自然である。
上記のような訳になっている、東進の〔例1〕や駿台の解答の方が良いだろう。
ここの部分は受験生にとっては難しかったかと思うが、「天からの呼びかけ」のようなイメージをもって「崇高な呼びかけ」などとしてもぎりぎり点をもらえる可能性がある。
諦めずに直訳から想像してみるということも極めて重要だ。
また、代ゼミは “divide” を「違い」としているが、これも若干意味が異なるので、「隔たり」や「分断」とすべきである。
(ウ)もなんら難しくない和訳の問題だ。
“whether” があるので「〜であれ」や「〜であっても」などのような訳をした方がよいだろう。
東進の〔例2〕や河合、駿台の答案がそれにあたる。
また、”is not a strategy that ~ ” の部分を単に「〜する戦略ではない。」と直訳せずに「〜する良い戦略ではない。」にしたり、「〜するのには戦略的ではない。」というふうに意訳するのもわかりやすくなるのでよいだろう。
以上、和訳に関しては、難しい部分は1箇所あったが、それ以外は簡単な問題なので確実に点を取りたいところである。
5小説読解(難易度:標準)
第五問は、小説やエッセイが出題される。
今年度は、ジェンダークィア(自分の性の認識が既存の性の枠組みに当てはまらない人)の方に関する幼少期の体験を描いたエッセイが出題された。
文章の内容が、幼少期の女性としての自分が別人に描かれているなどわかりにくい部分が多い。
しかし、最後に “genderqueer” という言葉を用いて自信を説明している。
これは、馴染みのない単語かもしれないが、男の子だから野球に行けたり、ボーイスカウトに行けた兄たちを羨ましく思ったり、男性役をやっていて、安心かを覚える自分がいたりしたことを踏まえると、意味はなんとなく想像できるのではないだろうか?
ジェンダーに対する寛容な理解が求められる世の中において、この内容はぜひわかって欲しかったところである。
このように、本文自体は読解するのが少し難しかったりする。
しかし、これは設問とは全く関係がない場合が多い。
今回も本文を完璧に理解することは難しいが、設問を解答するだけであれば、そこまで難易度は高くない。
例えば、 (A) や (B), (D) の(ア)、(イ)、(ウ)などは文章を完全に理解していなくても解くことはできる。
テストや模試などで、本文の難しさに驚き、解くことができるはずだった問題を落としてしまうという経験は今までにないだろうか?
本文を読んで、なかなか理解できなくても、諦めずに解くことができるところはないか探すことは大切である。
予備校4社の解答例にはそこまで大きな違いは見られない。
ほとんどが記号で、記述の箇所もそこまで難しくはなく解答は1通りだけなので、違いがないのは当然だろう。
難易度についても、予備校4社とも標準としている。
文章を理解するのは難しいが、設問が簡単なので、ここでも難易度は標準とした。
まとめ
以上、2022年度の東大英語解答速報の比較と解説を現役東大生が徹底的に分析した。
今年の問題は、第一問の問題が一見難しく見えるという意見が多かった。
しかし、文章をしっかり読むことができる人であれば、そこまで難しくは感じないはずだ。
むしろ 1(B) は例年より易しいくらいである。
2(A) が少々書きづらい話題であったのは確かであるが、自分が書きたい内容ではなく、うまく書きやすい意見を選んで書くことが重要である。
また、例年 4(A) は難しいが、今年は標準レベルよりさらに難しかったと思う。
ただ、全体としては多少文章の量は増えたが、難しい問題とそうでない問題のバランスが取れており例年並みといえるだろう。
対策が不十分な人は、全く手を出せないと感じたのに対して、実力のある人は簡単に感じただろう。
このように、できる人とできない人を綺麗に分けるのが東大の問題である。
この記事を参考に抜け目のない対策で本試験に挑んで欲しい。