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集中力の高まる勉強場所はどこ?自宅かカフェかそれとも……

カフェ

どこで勉強するのが一番いいのかな??

多くの受験生が頭を悩ます問題でしょう。

わたし自身、カフェで勉強してみたり、ファミレスで勉強してみたり、家や図書館や公園や……といろいろ試してみましたが、なかなか「これ!!」というほどしっくりくる場所がなく、結局はその時々の気分で決めてしまっていました

ですが、今になって思うとそれが逆に良かったのです。

「勉強に一番いい場所」なんてものはないんです。

人それぞれ好みの問題もありますし、気分によっても変わります。実際、わたしの大学の同級生でも「いつもカフェだわ」という人もいれば「絶対図書館!」という人もいます。「トイレ」って答えられたときはどうしようかと思いましたが、とりあえず人それぞれです。

「でもそれじゃあこの悩みどうしてくれるの!」

というあなたのために、わたしが主に使う、自宅、カフェ(シアトル発の某コーヒーチェーン)、図書館の三ヶ所について、わたしなりの使い分け方を紹介してみようと思います。

目次

自宅での勉強はグータラやりたいとき。あとは追い込みをかけるとき。

自宅での勉強については、好きな人と嫌いな人に綺麗に分かれます。

「家だと漫画とか読んじゃうし……」という人が多い一方で「余計な邪魔入らないし」と自宅押しの人も結構います。

もしかしたら家庭環境とか家族構成(主に年下の兄弟がいるかどうか)が関わってくるのかな、と思い、調べてみようと思ったこともありますが面倒なのでやめました。脱線しましたごめんなさい。

ええっと、そうそう。自宅の勉強は好きな人と嫌いな人がいるという話ですよね。

わたしは、どちらかといえば自宅での勉強は好きです。なにって、ベッドでゴロゴロできるのが素晴らしい(笑)

お腹が空いたら冷蔵庫を開けばいいし、漫画を読みたくなったら本棚に手を伸ばせばいい。最高の環境です。

え? それは勉強には最悪じゃないかって??

いえいえ。そんなことはありません。わたしは「休憩したいときは目一杯休憩する!」というのを信条にしているので、漫画もお菓子もどんとこいです。

ただし、いつでもダラダラやっていていいわけではありませんから、自宅で勉強していいタイミングというのがやはりあります。

自宅で勉強していいのは、「そろそろちょいと勉強するかな」と思い立ったようなとき。ぐーたらダラダラでも、やらないよりゃあマシっしょ、と思えるとき。もしくは、「もうテスト直前だやばい」というとき。

直前期は追い詰められて精神が不安定になりやすい(人が多い)ので、わたしはのんびりしたり他のことに気を散らしたりすることのできる家で勉強をします。直前期に集中できない、という心配はさすがにあまりないので、休憩時間に最大限休める選択をしているわけです。

おかげさまで、試験前の追い込み期になると「おまえなんでそんなに余裕なの」とか言われることが非常に多くなりました。別に特別頭がいいとか、人一番豪胆だとか、そんなことでは全くありません。十分な休憩をとっているだけです。

そんなわけで、わたしが自宅で勉強するのは、受験を例にとるなら高2の終わりくらいから高3の初めくらいまでと、センター試験直前から二次試験が終わるまで、です。

カフェは勉強に飽きてきたけどやらなきゃなあ、なとき

カフェはうるさいです。

特にわたしがよく使う某駅前の某コーヒーチェーンでは、夕方近くになると学校終わりの女子高生っぽい集団がなんとかラテとか、ほにゃららフラペ○ーノとか頼んでワイワイキャッキャと黄色い声をあげていてうるさいです。

かといってお昼頃は暇そうな大学生カップルがイチャイチャしていますし、午前中はイライラした感じのサラリーマンが貧乏ゆすりをしています。

いや、わたしとしてはにぎやかなのは好きですし、店員さんも親切なのでついつい長居をしてしまうわけですが、勉強するのに向いている環境、とは言いにくいのは確かです。

でも、わたしはカフェで勉強することが多いです。

「スターバ○クスでマックブックエアー開いてる自分やべえ」

とか思っているからではなく、意外と勉強が捗るからです。

自宅での勉強はのんびりできていいのですが、「そろそろ真面目にやらんとなあけどやる気でないなあ」みたいなときは漫画に詳しくなって一日が終わります。

カフェに行くと、なんだかんだでテキストを開きますし、開けば多少は勉強になります。

寝たりしにくいというメリットもあります。

長居していると追い出されることもあるので、「何時くらいまでにはやらないとな」となんとなく時間が決まるのもいいところです。

個人的には無類のコーヒー好きというかほとんど中毒気味なので、ちょっと早起きした日の午前中行ってコーヒーを飲みながら二時間くらい勉強して、一日を始める、というのがとても好きです。
あとは、たまに街中で見つけたお洒落なカフェにフラって入って勉強することもあります。そういうときはなんとなくお洒落な雰囲気に引きずられて背筋が伸びるので結構はかどります(笑)

そんなわけで、カフェでの勉強はやる気でないけどやらなきゃなあ、なときなのです。時期で言えば高3の春から秋にかけて、といったところでしょうか。

図書館は本当に集中したいけど自宅に飽きたとき。

図書館はわたし的にはおまけの位置付けです。普段はあまり使いません。

本が多くて気が散るわりにベッドがないのでゴロゴロできないですし、飲み物を持ち込めないところも多い。あと、周囲の人が勉強していたりするのでちょっと音を出すだけでも気を使います。(塾の自習室も同じように気を使うのであまり行きませんでした)

ですが、そんなわたしでもたまに図書館で勉強をします。

それは、本当に集中したいのだけど、家にこもりすぎて出かけたくなったときです。

わたしは自宅に引きこもっているのがあまり苦痛ではないですし、人と会わないのも平気です。それでも一週間、二週間、と家にこもりっぱなしだとさすがに気分がふさぎ込んできます。

そんなときはちょっと外に出よう、となるわけですが、ただ散歩するというよりは、一日を外で過ごしたいと感じることもあるわけです。

カフェに行こうかなとも思いますが、本気で集中したいときはさすがにうるさくてちょっと無理かなとなる。

そこで「よし、図書館に行こう」となるわけです。

最近の図書館は自習スペースがあるところが多いですし、家からも近いのでこんなときはうってつけなのです。しかも、昔と違って結構遅くまでやっていたりします。

たまに子供が本を音読していることもありますが、うるさいというほどではありません。基本的には静かなものです。

勉強に集中したいけど家にいたくないとき、わたしは図書館を使います。

勉強にルールはない。大事なのは気分

よく勉強場所について指導をする先生がいます。

静かで余計なもののない場所。

それはその通りでしょう。それが理想です。

でも、理想通りにいかないのが現実です。人間には気分というものがあり、それはどうしようもないものだからです。

いやだいやだと思うばかりでは勉強なんてできません。どんなにいい環境でも意味がなくなってしまうのです。

それなら、あまり難しく考えず、そのとき勉強する気になれる場所を使えばいい。

わたしはそう考えています。

ぜひ、自分の気分に正直に、勉強場所を選んでみてください。
(白黒熊 東京大学法学部)

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