そろそろ、高校生は夏休みも終わりに近づいてきた。
特に高校3年生や浪人生の受験生は、夏休みが終わると一気に入試当日が近づいてくる。
普段我々は下記のLine@で受験生の相談に乗っているのであるが、この時期になると一気に以下のような質問が一気に増える。
塾で◯◯という参考書をやった方がと言われたのですが、普段の勉強でいっぱいいっぱいです。どうしたらよいですか?
学校の課題に塾の宿題とやるべきことが多すぎて、何から手をつけていいかわかりません。
この様な質問が殺到するのであるが、答えは非常に簡単である。
それは、
そして、この感覚をつかめるかつかめないかで直前期の伸びは大きく変わってくる。
ここでは、夏休み以降の時期に何をすべきなのか、受験勉強の進め方を解説していく。
時間がないときこそ捨てることが大事
この夏休み以降の時期になって、「あれもこれもやらなければいけないが、時間がない。どうすればいいですか?」という質問をしてくる受験生には、この捨てるという概念がない。
時間は有限しかなく、自分の学力の伸びしろが無限にある以上時間がないということは当たり前で、それは時間のない夏以降顕著になってくる。
例えば、塾の古典の講座がかなりあるが、他の教科に手がいっぱいでそちらに手が回らないがどうすればよいのかと悩んでいる人は、迷わず古典の講座にいかずに他の教科の勉強をすればよいということである。
もっというと、できるだけ高い偏差値の学校にいきたいが、数学がどうしても足を引っ張るということであれば、数学が出題されない私立文系にしぼるということである。
この捨てるという感覚が受験に失敗してしまう人にはない。
優先度の低いものは迷わず捨ててしまうようにしよう。
教科の配分を決める
まず、夏以降どのように勉強していくか決めるときに一番最初にきめるのが、教科の配分だ。
教科によってはやればすぐ伸びるものもあれば、さまざまな作業をして、スキルを身につけてからでないと、模試に得点として現れない科目もある。
極端な例でいうと、例えば社会科目というものは、暗記事項がほとんどで、ある知識を身につけて入れば、それが試験で問われた時点でとくてんすることができる。
しかし、数学はさまざまなパターンの問題を解けるようにした後、始めてみる問題をいままで解いた問題の考え方を使って解く訓練をして始めて得点できる。
また、計算力などによって勉強のスピードも大幅に変わってくる。
はっきりいって、伸びにくく、地頭の良し悪しが一番出る科目だ。
英語も、単語、文法をコツコツ身につけたのちに長文を読む訓練をして始めて模試で得点出きるので、社会に比べれば模試で成果がでにくい科目ではある。
しかし、数学に比べれば、残り半年でまだまだ伸びが期待できる科目だ。
この、教科の伸びやすさ伸びにくさに加えて自分の得意不得意や能力なども関係してくる。
例えば、英文の解釈力と文法の知識はすごいあり、ただ語威力がなくていつも点数を落とすのであれば、単語をやるだけで英語は比較的伸びやすくなる。
特に東大、京大などは、科目数がかなり多くなるので、この教科の配分というものがかなり重要になってくる。
このようにして、どの教科に今後どれだけのウェイトをかけて勉強していくかということをまず決めることが大切だ。
入試問題を知る
自分の志望校の入試問題について皆さんはどれだけ詳しく知っているだろうか?
実際に、過去問や志望校専用の模試などは受けたことがあるだろうか?
この時期の高校3年生にまでなって、自分の志望校の過去問を全教科解いたことがないというのは、僕にとってはかなり驚くべきことだ。
なので、ぜひとも解いたことないという人は早急に解いてほしい。
というのも、各大学の入試問題には特色があり、配点もそれぞれ異なってくる。
進研模試では取れていたが、自分の志望校の入試問題が独特でまったく取れないということもあるかもしれないし、またその逆もありうるのだ。
最終的に志望校の入試問題で合格点を上回ればよいので、普段の模試が取れなくてもよいということにきづく。
また、その中で、入試当日までに本当に補うべきところがみえてくるのだ。
これをやることによって、より正確に教科の配分などの優先順位をつけることができる。
まだ、入試問題を解いたことがないという人は1年分だけでいいので早急に解いてみよう。
まとめ
今回は、受験生が夏休み以降にとるべき受験勉強法について解説した。
夏休みがすぎるといっきに時間がなくなってくる。
そんな中で、入試本番で最高の結果を出すためには、まずは優先度の低いものは容赦なく捨てるという発想を持つことが重要だ。
また、入試問題を解いたことがない人は、早急に解いて、合格するために、自分には何が足りないのかピックアップしよう。
そして、その中から、一番コストパフォーマンスがよいものを優先的にやっていくようにしよう。
ただ、それが自分で決められない人もいるだろう。
我々は、そのような人たちのために、Line@などで、無料相談に乗っている。
もし、わからないことがあれば、このLine@に問い合わせてほしい。