勉強のまとめって手書きのノートを使った方がいいのかな?
昔はノートかルーズリーフか、という悩みが多かったですが、最近は手書きかパソコンかという悩みが多いようです。
たしかにスマホやタブレット端末の普及で気軽にどこでも文字を打ち込めるようになりましたし、クラウドサービスなどもあるので手書きよりもパソコンなどの方がずっといいようにも思えます。
ただ、絶対手書きよりもパソコンかというと、そんなこともないんです。
私自身はパソコン(というかiPad)と手書きのノートを場面によって使い分けていますが、自分なりの使い分け方を見つけるまでは随分と悩み、一時期はひたすらキーボードを叩いてみたり、思い立って大量のルーズリーフを買ってきたり。
でも、いろいろ試しているうちに、手書きもパソコンもそれぞれメリットとデメリットがあり、うまく使い分ければ何倍もの効果が得られると気づきました。
そこで今回は手書きノートのメリット・デメリットを徹底分析してみようと思います!
手書きノートは自由だけどめんどくさい。記憶にいいけど重い
手書きノートのメリット1:とにかく自由!
手書きノートのメリットとしてまず大きいのは、何と言っても自由である点でしょう。
紙を好きなように使い、ペンを使い分け、書きたいように好き勝手図やら絵やら書いていくことができます。
以前わたしのノート作成方法を紹介しましたが、よほどパソコンを使いこなせるという人でなければ、自分の思う通りのノートをパソコンで作るのは一苦労でしょう。
(興味がある人はこちら→東大生のノートの作り方を紹介!あなたも楽しく成績アップ
文字の大きさや色や書く位置も、いちいちフォントやら設定やらいじらなくてもできますし、思いつくままに書いていけます。
紙を折ったり破いたり、付箋を貼ったりなんてこともできます。
自由さにおいて手書きノートの右に出るものはないでしょう。
手書きノートのメリット2:手を動かすから記憶に残る!
手書きノートは「手書き」ですから手をたくさん動かします。また、書くスピードにも紙面限界がありますから、全てを書き取ることは不可能です。自然と情報を取捨選択したり頭の中でまとめたりしながら書くようになります。
メリット1で書いたように形式も自由ですから、よりわかりやすくできるようにいろいろ工夫します。そうするともっと頭を使います。
手も頭も使うので、ノートにするだけで勉強したことが記憶に定着しやすい。
仮に忘れても、「あ、あのページのあの絵の下に書いたとこだ」というような、なんとなくの記憶が残りやすいんです。
記憶という側面から考えるなら、手書きノートが一番です。
手書きノートのデメリット1:時間がかかるしめんどくさい
手書きノートはやはり時間がかかります。
手をたくさん動かす分疲れます。
小学校とかで間違えた漢字を100回ずつ書いてこいとか言われて、翌日筋肉痛になった経験は誰にでもあるでしょう。
また書くのには頭を使いますから、授業を聞きながら書くのはなかなか難しい。
気づくと手が止まっていたり、先生の話を聞き逃したり、なんてこともよくあることです。
たくさんのことを書いたり、聞くのと同時に書いたりするのには手書きノートはあまり向きません。
手書きノートのデメリット2:重い・かさばる・どっかいく、の三拍子
手書きノートの最大のデメリットはこれでしょう。
いくつもの教科がある場合などには持ち歩くノートの量がどうしても増えてしまいます。増えれば増えるほど重くなりますし、場所もとる。体育もある日なんてもう、カバンに全部入れるだけでも大変です。
わたしも高校時代の通学カバンはいつも荷物でパンパンでした。がんばって全部詰め込んで、学校に着いてからノートがグシャっとなっているのを発見して涙を流したことも数知れません。
しかもです。
わたしの場合ルーズリーフを使っていたのですが、どうしても一、二枚行方不明になることがあります。そういう時は作り直すか、他人に見せてもらうしかありません。
「あれ? あの範囲ってどこに書いたっけ」と家探しをして、埃まみれのノートを引っ張り出したこともあります。
しまう場所がなくて「もう使わないかな」と捨てた翌日に確認したくなって焦るなんてのも日常茶飯事。
ノートでもルーズリーフでも、基本的には増えていく一方ですから、管理するのが大変なのです。
まとめ
いかがでしたか。今回は手書きノートのメリット・デメリットをそれぞれ二つずつあげてみました。
手書きノートというのは自由に使えて記憶を定着させるのにはいいですが、授業中の話をメモしたり長期的に保存するのにはあまり向きません。
わたしは手書きノートの方が基本的には好きですが、主に自宅で勉強するときに、知識をまとめたり、頭の中を整理したりするときに使うようにしています。
ただし、本来的には長期保存に向かないノートですが、画像としてEvernoteなどに保存していけば、持ち運びや保存という点は克服できます。
今回わたしがあげたのはあくまでわたし自身の考えです。もちろんそのまま参考にしてもいいですが、自分でもいろいろ工夫して、もっと新しいやり方や使い方を見つければ、また違ったメリット・デメリットにたどり着くかもしれません。
ぜひ、いろいろ試してみてください!
(白黒熊 東京大学法学部)