難関大学を目指す受験生にとって避けて通れないのが現代文である。
現代文の点数は安定しない、と困っている受験生も多いだろう。
しかし、現代文はコツさえつかんでしまえば、高得点が狙える科目である。
コツさえつかんでしまえば、東大の現代文でさえ、高得点を取ることが容易にできるようになる。
この記事で紹介するのは、そんな現代文の解法のコツをつかむためにもってこいの参考書、「得点奪取現代文」だ。
「得点奪取現代文」は解法のコツがわかりやすく、なおかつ豊富な問題で演習までしっかりできる優れものだ。
この記事を読んで、「得点奪取現代文」を使う4つのメリットと活用法を押さえ、東大現代文への第一歩を踏み出そう。
「得点奪取」は基礎を固めたい人向け
まず、「得点奪取現代文」がどのような人に向いているかを説明する。
現代文はたくさん模試を受けていても、得点がなかなか安定しないという人が多い。
現代文で得点を稼ぐために必要なのは、実は場数を踏むことではないのだ。
現代文の試験に向けた勉強のゴールは、初見の文章を読みこなせるようになること。
そして、どんな問題が聞かれても答えることのできる力を手に入れること、である。
そのためには、現代文を解くための基礎力をつけなければならない。
現代文における基礎力というのは、次のような力が挙げられる。
- 文章の内容を理解する力
- 文章の構造を見抜く力
- 何が問われているか把握する力
- 問題に対し適切に解答を作る力
以上の4つのポイントを読んで、少しでも身についているか不安に思った人は、「得点奪取」に取り組むべきだ。
「得点奪取」に取り組むことで、以上のような基礎を固めることができる。
そして、基礎固めをしたい高校一年生~受験生だけでなく、過去問に取り掛かり始めた高校三年生にもこの参考書は向いている。
なぜなら、「得点奪取」を使うことで演習量の確保と基礎力のチェックが可能になるからだ。
得点奪取を使う3つのメリット
「得点奪取現代文」がどんな人に向いているのかが分かったところで、次にこの参考書を使うメリットを紹介する。
現代文の解き方を指南する参考書は山ほどあるが、この「得点奪取」特有の良い点は多々ある。
この記事では、そのメリットを3つに分けてまとめた。
実際に参考書に取り組む際にも、以下のポイントを意識しよう。
そうすることで、さらなるレベルアップが見込めるのだ。
問題文の仕組みが把握できるようになる
「得点奪取」を使うメリットの1つ目は、問題文の仕組みが把握できるようになることである。
「得点奪取」では、「論述の基本」が解説されている。
その「論述の基本」というのが、問題文全体の仕組みを的確に把握するというものなのだ。
受験生の多くは、問題に出されている傍線部の前後の意味だけを何とか理解しようとする傾向がある。
しかし、現代文の問題を解くのに必要な根本的な力は、初見の文章を精読する力だ。
そして、精読するにあたって最も重要なのが「問題文の仕組み」を把握することである。
受験生で、現代文の問題文全体を俯瞰して読むことができる人は少ない。
この「論述の基本」をマスターすることで、論述が得意になるだけではなく、周りとの差別化もできるようになるのだ。
豊富な練習問題で実力アップ
「得点奪取」を使う2つ目のメリットは、練習問題が豊富であることだ。
掲載されている問題数が多いだけでなく、その問題の構成も合理的である。
「得点奪取」は典型問題篇と練習問題篇で構成されている。
まず、典型問題篇で現代文の問題の5つのパターンを習得できるようになっている。
この5つのパターンで、ほとんど凡ての現代文の記述問題を網羅することができる。
なので、この典型問題篇に取り組むことで、あらゆる問題に対する準備が万端になる。
そして次に、練習問題篇を解くことで、典型問題篇で身に着けた力をさらに自分のものにしていくトレーニングができる。
このような二段構成で、豊富な演習問題が収録されているのが、「得点奪取」の大きな特長である。
独学派向け自己採点ガイド付き
最後に、「得点奪取」を使う3つ目のメリットは、自己採点ができるように採点基準・採点例が付いていることだ。
独学派の受験生にとって使いやすくなっていることが、まず良い点として挙げられる。
そして、独学派でなくとも、「何が点数のとれる解答なのか」を自分で理解することは重要だ。
なぜなら、自分で解答を見定めることができるようになることが、現代文得点アップの近道だからだ。
「得点奪取」は単なる解説だけで終らず、受験生がどのように答案を作れば良いかが分かるように作られている。
実際の答案の例も出てくるので、具体的に何がよく、何が悪いのかつかむことができるのだ。
「得点奪取」で効率的に現代文のコツを掴む活用法
「得点奪取」を使うことで得られる3つのメリットが分かったところで、次は参考書の活用法を開設する。
どんな優れた参考書も、使う側の使い方によって、その効果は半減してしまうことがある。
以下にまとめた、「得点奪取」の活用法を読んで、周りよりも効率的に現代文のコツをつかもう。
具体的な進め方
「得点奪取」の活用法を具体的に示す。
1、問題に取り組む。
1問に30分程度はかけ、十分に考える。
解答がうまくまとまらなくても、 どんなポイントを盛り込めばよいか考える。
2、自己採点をする。
採点基準を参考に、自分が何点とれたか確認する。
この時に、どの要素が抜け落ちていたかもチェックする。
3、解説を読み込む。
なぜ、自分は失点してしまったかを念頭に置きながら解説を熟読する。
この時に重視したいのが、
- 自分の本文の読みが正しかったか
- 解答に必要なポイントはどうして必要なのか
の二点である。
この3ステップで「得点奪取」を解くことによって、効率的に参考書から吸収することが可能になる。
まとめ
以上、この記事では「得点奪取現代文」の3つのメリットと活用法について解説した。
「得点奪取現代文」は現代文の参考書の中でも、基礎固めをし、東大現代文へ一歩踏み出すために最適な参考書である。
この参考書を使うことで、問題文の仕組みが把握できるようになり、豊富な練習問題で実力アップが望める。
さらに、「何が点数のとれる解答なのか」を自分で理解することもできるようになる、というメリットがある。
この記事で紹介した活用法をぜひ生かして「得点奪取」に取り組み、現代文の得点アップを狙おう!
【参考】
・「得点奪取現代文記述・論述対策 (河合塾シリーズ) 」Amazon
https://www.amazon.co.jp/%E5%BE%97%E7%82%B9%E5%A5%AA%E5%8F%96%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%87%E8%A8%98%E8%BF%B0%E3%83%BB%E8%AB%96%E8%BF%B0%E5%AF%BE%E7%AD%96-%E6%B2%B3%E5%90%88%E5%A1%BE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%A4%A9%E7%BE%BD-%E5%BA%B7%E9%9A%86/dp/4777210405
・「河合出版(学習参考書・問題集)得点奪取 現代文 《記述・論述対策》 -三訂版-」
http://www.kawai-publishing.jp/book/b-02/index.php?sesIsbn=978-4-7772-1040-4&PHPSESSID=64c9eee588551e00ce3d83c4a523762c