東大志望者の高2以下の諸君はもう東大入試の配点やだいたいの合格点は知っているだろうか?
東大の配点や合格点をただの数字ととらえて、知識として知っている人も多いだろう。
しかし、この配点と合格点には東大受験をするうえで、非常に大切なことをものがたっている。
ここでは、東大の配点や合格点と、それからわかる、東大受験をするうえで重要なポイントを紹介する。
東大入試の配点と合格点
ここでは、東大入試の配点と年代ごとの合格点を紹介する。
東大入試の配点
東大入試の配点は以下の様になっている
科目 | 配点(文科類) | 配点(理科類) |
センター | 110 | 110 |
国語 | 120 | 80 |
数学 | 80 | 120 |
社会 | 2科目x60=120 | 0 |
理科 | 0 | 2科目x60=120 |
英語 | 120 | 120 |
これを、見るとセンターの配点が非常に低いことがわかる。
以下のリンクに東大入試の細かい配点が書いてある。
東大入試の合格点
毎年の合格点は以下の様になっている。
年度 | 文一 | 文二 | 文三 | 理一 | 理二 | 理三 |
2016 | 351 | 349 | 343 | 328 | 314 | 388 |
2015 | 325 | 322 | 311 | 323 | 312 | 377 |
2014 | 333 | 332 | 327 | 307 | 310 | 372 |
2013 | 349 | 343 | 347 | 316 | 303 | 370 |
2012 | 372 | 367 | 353 | 334 | 318 | 383 |
2011 | 353 | 345 | 347 | 325 | 326 | 393 |
2010 | 352 | 344 | 339 | 307 | 307 | 364 |
2009 | 366 | 357 | 351 | 323 | 323 | 380 |
2008 | 347 | 341 | 335 | 310 | 310 | 378 |
2007 | 345 | 331 | 323 | 305 | 305 | 386 |
2006 | 350 | 334 | 330 | 323 | 323 | 395 |
(合計二次440点+センター110点=550点満点)
これを見ると、だいたい二次で220点~240点(理三は280点)、二次でとっていれば合格することがわかる。
これは、合計点からすると5割ちょっとしかないのだ。
この意識は非常に大切なので持っておこう。
東大入試の配点と合格点からわかる重要なポイント
ここでは、東大入試の配点と合格点からわかる重要なポイントを紹介する。
合格点を超えることが最大の目標
当たり前のことかもしれないが、入試の目標はなんだろうか?
それは、
である。
東大の入試科目は他大に比べて多く配点も非常に均等だ。
つまり、どれか一教科だけがめちゃくちゃ取れても、合計で合格点に達していなければ意味がないのだ。
合格点の超え方は様々
ここで、東大入試の科目の配点や合格点からは、合格点の超え方がさまざまなことがわかる。
東大入試は、教科が多く、それに加えて、合格点が5割ちょっとしかない。
合格点が9割近くであれば、合格点を超えるのにどの教科もとっていけない。
しかし、多少の教科による差があっても、5割ちょっと、を超えるのには問題ない。
例えば、自分は、英語は苦手だが、数学と理科はめちゃくちゃできるといった場合もあるだろう。
そんな場合は、英語の点数が低くとも、数学と理科でその分を補うことができ、尚且つ、合格点の5割ちょっと、を超えることができれば、勝ちなわけである。
このように、合格点を超えるのに点数の配分は人によって様々なのだ。
自分の合格点の超え方をイメージする
ここで、東大入試の対策をするうえで非常に重要なことがある。
それは、
ことだ。
つまり、自分の科目の得意不得意や、他の先輩たちの教科別の得点などを見て、各教科何点取るか具体的にイメージしておくのだ。
東進東大特進コースが無料で配布している「東大攻略本」には300人ほどの教科ごとの点数がのっている。
これはものすごく参考になるので絶対に見ておこう。
この教科で何点とるというイメージを持っておくことは非常に重要なことである。
人間は目標が具体的であればあるほどその目標に向かって頑張りやすいからだ。
よって、具体的に各教科何点とるかというイメージを東大志望者であれば絶対に持っておくことが大切だ。
それぞれの教科のバランスを考える。
具体的な点数をイメージできたら、教科のバランスというものを考えるようにしよう。
東大の入試は非常に科目数が多くどれをどのくらい勉強していけばいいのか悩ましい所だ。
しかし、一つのバランスが正しいわけではない。
誰しも教科に得意不得意があるからだ。
また、教科のコスパ(コストパフォーマンス)によってもバランスは変わってくる。
例えば、数学と英語で言えば、明らかに英語の方が点数の伸びは高い人がほとんどだ。
つまり、人の教科ごとの得意不得意や教科のコスパによって、どの科目をどれだけ勉強するのかについてのバランスが異なってくるのだ。
この分析を誤ってしまうと点数は非常に伸びにくくなる。
最終的には合格点を超えられず不合格となってしまう。
自分のイメージした、点数とそれぞれの教科のコスパを考えながら、現在の自分の点数と目標点の差を埋めて言うように、教科のバランスを考えて勉強していくことが重要だ。
これは東大受験において、もっとも大切なので、常日頃の勉強でどの教科をやるかと考える際は、必ず意識しておこう。
まとめ
以上が東大入試の配点、合格点とそれからわかる東大受験においての重要なことだ。
これを読んで絶対に各教科何点取って合格点を超えるかという具体的なイメージを持っておこう。
また、それと、教科のコスパというものを考えて、どの教科にどれだけの勉強量を割くのかというバランスも考えて勉強していこう。
これを考えながら勉強を進めていくと、おのずと点数が上がっていき、必ず合格をつかめるはずだ。
また、この記事以外にもこのサイトには東大入試対策について詳しく書かれた記事が多数存在する。
東大を目指すのであれば、知っておくべき情報ばかりなので、以下にリンクを貼っておくので是非読んでおこう。