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歴史に使える!一風変わった数字語呂合わせ方法

ノート

歴史の年表が覚えられない……っ!!

受験や定期試験で歴史科目がある人がみんな悩む部分ではないでしょうか。

年表はそこまで細く覚える必要のないものですが、最低限は知っている必要がありますし、多く覚えていればそれだけラクになる部分もあります。

個人的には本屋で一番薄い年表語呂合わせ集を買い、「最重要年号」と「重要年号」くらいだけ覚えるのが一番オススメです。

でも人によってはこう言かもしれない。

「語呂合わせは自分で考えないと覚えにくい!」

それもその通りだと思います。実際、私も自分で考えた語呂合わせや覚え方は今でも覚えていたりするのに、受験生時代に参考書で覚えた年号は何一つ覚えていません。

でも、語呂合わせを考えるのつて意外と難しいですよね……。

そこで! 今回は誰でもすぐにできる超簡単な語呂合わせの作り方、伝授したいと思います!

目次

4桁にして2つに分けて語呂合わせ

語呂合わせを作るとき一番大変なのが、数字によって読み方が微妙なやつがあることです。「い」が「5」なのか「1」なのかよくわからない。

しかもほとんどの数字は2つか3つしか読み方がないですから、綺麗な語呂合わせというのはなかなかできません。

では、まずこの問題から解決してみましょう。

突然ですが、両手を目の前に広げてみてください。クイズです。

はい、指何本だ??

……正解はもちろん10本ですね。違うこと考えた人は深読みしすぎか疑心暗鬼です。気をつけましょう(笑)

ではもう1つ。

「あ」「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」「や」「ら」「わ」

はい、いくつありますか?

そうこれも10個です。

もうわかりますね?

指を左の親指から順に「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「0」と割り振って、一本ずつ折り曲げながら「あ」「か」……「わ」と口に出して言ってみてください。

「1」なら「あ行」。「2」なら「か行」……とあてはめるのです。「0」だけは「わ、ん」しかないので「ば行」を加えるといいでしょう。

最初はわかりにくいですが、指を折り曲げればすぐにわかります。使っているうちに慣れますのでご心配なく。

この方法の素晴らしいところは、1つの数字に5つの文字が使える点です。

「12」という数字があれば、「あか(赤)」でもいいですし「いけ(池)」でもいい。可能性が非常に多くなります。他の数字と混ざってしまうこともありません。従来の語呂合わせよりもずっと簡単でしょう。

また、従来の方法ですと「1192」を「いいくに」などとし、基本的に1つの言葉にするようにしていましたが、ここでは2文字セットにすることをオススメします。

どういうことかというと、「1192」なら「11」と「92」に分けて、「あい(愛)」と「りけん(利権)」などとします。「愛ある利権争い鎌倉幕府」などとなるわけです。

「794」なら「07」と「94」です。「罠(07)よけ理知(94)的、平安京」

こうする利点は、単語がさらに作りやすくなること、最初の二文字だけ合わせればなんでもいいので、長い単語も使えること、です。

「12」を「イカ」としても「いきもの」としても、最初の二文字だけを見ればいいので構わないわけです。これで単語の幅はもっと広がります。

最初はややこしく感じるかもしれませんが、使ってみればすぐにこの方法の素晴らしさに気づくことと思います。

終わりに

今回は数字の語呂合わせ方法を紹介しました。

いつものやり方とだいぶ違いますから、慣れるまではいちいち指を見ないといけず、時間がかかるかもしれません。

しかし、一度身につけばこれほど便利な方法はありません。

これは年号だけでなく、あらゆる数字に使える方法ですから、たとえば円周率を覚えたいと思っても全く同じようにできるわけです。慣れれば100桁くらいなら5分くらいで覚えられます。

ただし、年号は覚えすぎても時間がもったいないものですから、あまりこだわりすぎないようにも気をつけてくださいね。

というわけで、数字変換法による年号暗記、ぜひぜひ試してみてください!

(白黒熊 東京大学法学部)

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